時が戻る | ひだまりは猫のお布団

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1966年生まれ女子(?)のリアルを書いていきたいと思っています。
不定期な更新ですが、定期的にしていく事が目標です!!
過去記事も読んでいただけると嬉しいです。

昔から、時間はきっちり守る方だった。


待ち合わせ時間の10分前にはその場所に行っていたし、電車に乗るときは時刻表を見てから家を出た。







時間を見なくなったのは、子供が生まれてから。








見てしまうと、思い通りに事が進まない事に苛立ちを覚えてしまう。






だから電車に乗るときも時刻表は見ない。
子供のペースで時を使う。







その辺りから、私は腕時計を外すようになった。








当たり前の事だけれど、使わない腕時計はいつしか電池が切れて動かなくなっている。








腕時計を外してからどれくらいの時が経ったのだろう。



そんな事を気にしながら、時々電池を入れ換えメンテナンスに出しながらも、やはり私は腕時計を身に付けない。








そんな日々が続いて16年。









此処のところ、無償に腕時計を身に付けたくて、とうとう購ってしまった。






SEIKO。
藍色の文字盤のクラシカルなデザイン。









小学生の時に父が買ってくれたものに一番近いデザインと色。








時が、私のところに戻ってきている。









私の腕に。








やっと、これから時を見方にして前を向けるのかもしれない。