例えば銅鐸。
日本に入ってきた時には手のひらにおさまるサイズだったものが、いつの間にか何十倍もの大きさで造られるようになっています。
大きさは「力」の象徴。
そして納めたいものに対しての敬意。
平安神宮の鳥居もそうであるのか……。
とにかく巨大です。


人や乗り物と比較すると、その大きさがわかるでしょうか。


歴史ある建造物が多い京都の中で、平安神宮は実は比較的新しい建造物でもあります。

創建は明治28年3月15日。
平安遷都1.100年を記念して、第50代桓武天皇をご祭神として創建されました。


その後、昭和15年に第121代孝明天皇のご祭神が合わせて祭られています。


私が平安神宮に惹かれたのは、やはり鳥居の大きさだと思います。
今年の3月にバスから見た衝撃は忘れられません。
当時の人々は何を誇示したかったのか……。
私には、都は東に移っても、真の都はここであると。
そんな声が聞こえてくるような気がして。
いつもの京都とは違った気分を味わったような気がしています。
ここに古の神は在らず。
されど、民の思いの集いし場所。