飛鳥神社 奈良市北京終町 | 偏愛的奈良

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奈良の山村の神社を巡り記憶(録)に留めます。
磐座、古代祭祀、旧鎮座地の痕跡を探し巡っています。
ゆえに朱印のある神社はほとんどありません。
たまに偏愛的な酒、音楽、映画、文学、絵画、写真、演劇も。

2021年9月1日 東山中より奈良市内へ戻り、まだ時間も余力もありましたので飛鳥神社へ。

京終天神社、紅梅殿神社、平城坐飛鳥神社とも呼ばれます。

祭神:事代主神、加夜奈留美命、宇須多岐比女命、不足留比女命、菅原道真

平城遷都に際して明日香村の飛鳥神社を平城京・左京四条に奉還し国家鎮守の霊社とし、応安二年(1369年)に現在地へ遷座されました。

近くに仕事上での取引先があり月2,3回は横を通りながら、今回が初めてのお詣りでやっと追い求める加夜奈留美命にご挨拶出来ました。

 

『出雲国造神賀詞』

「乃ち大穴持命の申し給はく、皇御孫命の静まり坐さむ大倭國と申して己命の和魂を八咫鏡に取り託けて倭大物主櫛厳玉命と御名を称へて大御和の神奈備に坐せ、己命の御子、阿遅須伎高孫根の命の御魂を葛木の鴨の神奈備に坐せ、事代主命の御魂を宇奈提に坐せ、賀夜奈流美命の御魂を飛鳥の神奈備に坐せて、皇御孫命の近き守神と貢り置きて、八百丹杵築宮に静まり坐しき。」

 

奈良市高畑(奈良ホテルの道向かい)瑜伽神社にも、平城遷都で飛鳥神南備を飛鳥神並社と移し祀られています。