『山の霊異記 黒い遭難碑』安曇潤平 | 偏愛的奈良

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奈良の山村の神社を巡り記憶(録)に留めます。
磐座、古代祭祀、旧鎮座地の痕跡を探し巡っています。
ゆえに朱印のある神社はほとんどありません。
たまに偏愛的な酒、音楽、映画、文学、絵画、写真、演劇も。

山での怪異や怪談話ですが、恐ろしいというよりも

遭難された方の霊が彷徨っていて地上の家族の所に戻りたいという思いを感じます。

私の場合、日帰りがほとんどですが夏でも4時を過ぎると日が陰ってきて薄暗くなってきて

少々不気味に感じることがあります。山でこの本の事を思い出したら余計に怖くなりそうです。

 

安曇氏は海神族ですが、作者の両親も山登りをされていたそうです。