御杖神社 御杖村 | 偏愛的奈良

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奈良の山村の神社を巡り記憶(録)に留めます。
磐座、古代祭祀、旧鎮座地の痕跡を探し巡っています。
ゆえに朱印のある神社はほとんどありません。
たまに偏愛的な酒、音楽、映画、文学、絵画、写真、演劇も。

3月19日 榛原町・嶽神社から御杖村まで国道369号線で約40㎞ですが、走りやすい道路であっという間に神末(こうずえ)にある御杖神社に到着です。

第11代垂仁天皇の皇女・倭姫命は、第10代崇神天皇の皇女・豊鍬入姫命の後を継ぎ「御杖代(みつえしろ)」として天照大神を載いて大和国から諸国を経て伊勢の国で皇大神宮(伊勢神宮内宮)を創建したとされます。

倭姫命が神宮の候補地として杖を置いたという伝説が村の名前の由来です。

御杖村は三重県との県境で古くから伊勢本街道の宿場町でした。

 

拝殿前、樹齢600年のご神木・上津江杉

 

御杖村神末 岡野酒造『日乃出』 残念ながらもう醸造されておりません。

昔、蔵までお酒を買いに行きました。

 

「国津大明神社」、「九頭大明神」、「牛頭天王社」など社名が変わり
明治30年「御杖神社」になったそうです。

祭神.の久那斗神(くなのどかみ)。久那斗は杖の事だそうで家族の人生を導いていただけるようお参りしました。

 

本殿下