好きな詩。 | Whitebear

Whitebear

(*^^*)




谷川俊太郎詩集『魂のいちばんおいしいところ』

本文「やわらかいいのち」より抜粋




あなたは愛される

愛されることから逃れられない

たとえあなたがすべての人を憎むとしても

たとえあなたが人生を憎むとしても

あなたは降りしきる雨に愛される

微風にゆれる野花に

えたいの知れぬ恐ろしい夢に

柱のかげのあなたの知らない誰かに愛される

なぜならあなたはひとつのいのち

どんなに否定しようと思っても

生きようともがきつづけるひとつのいのち

すべての硬く冷たいものの中で

なおにじみなおあふれなお流れやまぬ

やわらかいいのちだからだ




詩を読んだりするような、文学少女ではまったくないけど、谷川俊太郎さんは中学生くらいから、ずっと好き。

すごく、やさしい文章。
ぐっとくる。





「捨てたい」

私はネックレスを捨てたい
好きな本を捨てたい
携帯を捨てたい
お母さんと弟を捨てたい
家を捨てたい
何もかも捨てて
私は私だけになりたい

すごく寂しいだろう
心と体は捨てられないから
怖いだろう 迷うだろう
でも私はひとりで決めたい
いちばんほしいものはなんなのか
いちばん大事なひとは誰なのか
一番星のような気持ちで






iPhoneからの投稿