ヘムレンさん毎日ぼんやり -7ページ目

ヘムレンさん毎日ぼんやり

単なる個人的な覚え書き

チケットをもらったので三菱一号館美術館で「マネとモダン・パリ」。
つくづく日本人は美術展が好きなんだなと思う。自分もその原因の一部とは分かっていても混んでるのはやだ。まとめて見られるのは助かるが、やっぱり絵は常設しているところに行ったほうがゆったり見られる。一昨年行ったシカゴ美術館にあった「グランド・ジャット島の日曜日の午後」。これなんか日本人に人気の作品だから持ってきたら大変なことになるだろうが、現地では展示室に私だけってこともあった。さらに写真撮影もOK。残念ながら門外不出だそうだから、見るにはシカゴに行くしかない。

常設展がいいと行っておきながらなんだが、今行きたいのはこのふたつ。
猪熊弦一郎展話の話
気にはなっていたけれど見たことがなかった桟敷童子を初見。
タイムスリップしたような気分。こんな雰囲気で芝居をやっている劇団がまだあることに驚きとちょっと喜び。
雨の中劇場のある倉庫の敷地に入っていくと、誘導をしているのはメークした役者たち。これって、唐組とか唐ゼミとかと同じだけども、役者の雰囲気が若い。冷たい雨の中待たされていてもなんだかちょっとうれしい気分。
そうだった。舞台から降りても普通の生活なんてしていなさそうな雰囲気を持っているかどうかが、役者の評価基準だったんだ。最近はもっと行儀のよい芝居ばかり見てて忘れていた。そういう点で、芝居してないときから白塗り(白塗りだったんです。)メークっていうのはまずグッド。

芝居のテーマが少年だったり、親離れだったり、美文調のセリフがあったり。なんだか70年代を思い起こさせるような内容。なんだか伝統芸能を見ているような楽しさ。
役者、特に女優陣がいい。存在感もあって魅力的だ。それに比べると男優陣が弱い感じ。今回のテーマの中じゃあ仕方ないのかな。

しばらく続けて見てみたい。
ベテラン役者と劇場の無駄遣い。作演出の岩井氏がアフタートークで言ってたが、あの台本は「無駄遣い」じゃないと出来ない。そんじょそこらの役者じゃ、あのぶつぶつと途切れる物語を、演じきることはできそうもないもの。
四谷怪談といいながら、どんどん四谷怪談とは関係なくなってく。舞台上に四谷怪談のあらすじが投影されて、最初のうちを読んでたりするんだが、物語はどんどんずれていく。で、投影されてた文字が小さくなっていって、最後には見えなくなってしまう。ははは。もう四谷怪談とは関係ないよと言っているみたいだ。そこら中に、おかしみの仕掛けが用意されていてそれを楽しめばいい。ああ楽ちん。

もうひとつの「落語 男の旅 大阪編」。山内君(知り合いなので「君」)が、どうも落ち着かない変な演技をやらされてるのがおかしい。落語なら座布団に座って一席というところ、役者3名が出てきて舞台上で落語のようにアレコレ演じる。狙ったぐだぐだ具合を楽しく見る。結局、最初の話のアレで終わるのか?と思ったら...。というオチがよい。

「無駄遣い」楽しいぞ。