子供が中2になってようやく、英和辞典を買った。実は今まで子供用には買ってなかったのだ。
学校から「いずれお薦めの辞書をいくつかピックアップして伝えます」とは言われていたのだけど、なぜか今まで特に言われることもなく来てしまった。
この前土曜講習で英語の辞書についての授業があり、実際に辞書を持ってくるようにと言われたので初めて辞書が必要になった。
うちに辞書はあるのだけど、私が仕事で使っているので学校に持っていかれると困る。
また、私がその辞書を買ったのは10年ぐらい前で、当時はまだ今ほどパソコンや携帯電話が当たり前に一般家庭には普及していなかったから、その辞書だとIT関係の用語などが弱いのだ。IT用語以外でも、時代が変われば意味や使い方が変わってくる語があるのは、日本語を見てもわかるだろう。
そういうことから、家にある古い辞書で間に合わせず、子供用に新しい辞書を買うことにした。
英語の辞書を今まで必要としなかったのには理由がある。最近の教科書って、後ろに単語の意味が出ているのだ。自分が中学生だったときはそんなのなかったような気がするのだけど、子供の教科書にはご丁寧にその単語が出てくるページが示されていて、しかもその文脈に最適な意味しか載っていない。
たとえばaboutという単語。「~について」という訳語の後ろに○ページと書いてある。さらに「約、およそ」という訳語の後ろに△ページと書いてある。
そして、aboutには「~の辺りに、~のまわりに」という意味もあるのだけど、たまたま教科書にはその意味で使われている文は書かれていないので載っていないのだ。
callなんかもそう。教科書の中での使われ方は「~を・・・と呼ぶ」なのでそれしか載っていない。「電話する」とか「訪問する」の意味は載っていないのである。
もし教科書の後ろにこんなに親切なものがくっついていなかったら、子供は英文を読んで、辞書を引いてたくさんの訳語の中からどんな意味が一番ぴったりくるか考えないといけないし、同じ単語でも品詞が違うようなものは英文を読んでどの品詞なのか判断しないといけない。
が、今の子供はそれをする必要がなく、辞書なしで教科書の英文が訳せてしまうのだ。
予習をしていて意味のわからない単語が出てくると、子供はおもむろに教科書の後ろの方をベロッとめくる。そしてお目当ての単語を見つけたら、○ページと書かれているところの意味を書き写せば和訳完了である。
あまり手取り足取り教科書が親切すぎるのも考えものだよな~と思う。文法の説明は手厚くていいけど、単語ぐらいは自分で調べさせるようにしておけばいいのに。
せっかく新しい辞書を買ったので、子供にはどんどん使ってほしいところなんだけど、土曜講習の後「重いから学校のロッカーに置いてきた」と言われた。がっくり。