昨年末から病院通いをし続けていた。いくつもの病を繰り返した結果、どうやら私はそろそろメビウスの輪から抜け出せそうである。私はもうクタクタだ。シャアにはお疲れ様としか言いようがない。
悲劇は乳腺炎から始まった。やましい食事もしていない(諸説あるらしいが、病院では脂肪分の多い食事は控えるように言われている)し、我が子の母乳の飲みも悪くないのにある日突然乳腺が詰まった。それが2週間のうちに3度起き、2回発熱し、病院には4度行った。何が原因かさっぱりわからない。我が子は突然乳が出なくなったので、怒っておっぱいを叩いていた。乳腺炎にかかってみて驚いたのは、「これで乳腺炎は治る!」という乳腺炎専用の特効薬のようなものが無かったことだ。基本は母乳を、助産師熟練の手技で絞り出すしかない。何か薬を飲む場合、膿んでないなら葛根湯、膿んでしまえば抗菌薬、悪化したら切開。なんというか、他の病気と比べて医学の遅れを感じないか?私は感じた。かつてピルが保険適応になったときに薬価が引き上げられたこと。乳がんを見つけるためにおっぱいがヤベー薄さにマンモグラフィーされる一方で前立腺がんを見つけるためにちんこが同様の扱いを受けることはないこと。そして乳腺炎の特効薬がないこと。これら全て地続きのように思う。乳腺炎にかかる人というのは基本的に乳児を抱えている。乳児を抱えた状態での発熱はキツい。医学の進歩を願う。
ところで、おっぱいが熱を持っている場合は温めるのではなく冷やすのだが、冷えピタやアイスノンは急激に冷えすぎる。オススメはなんとキャベツの葉っぱである。キャベツの葉っぱの芯を取って、おっぱいをくるむ。これを病院で聞いたときは(マジか!自然派のやつだ……!)と思い、アイスノンの方が良いのではないかと思った。結果、どちらも試したがキャベツの葉っぱの方が良かった。まず、アイスノンは確かに急激に冷える。その点は私的には悪いとは感じなかった(医学的には悪いのかもしれないが)のだが、急激にぬるくなる。一晩もたない。一方キャベツの葉っぱは一晩もつのだ。しかも急激にではないが冷える。冷えピタは試してないのでわからないが、キャベツの葉っぱはどうせ捨てる外側で良いし、実質タダみたいなものなので経済的にも良かった。キャベツを買いたくなければスーパーのキャベツコーナーの横にある葉っぱ捨てコーナーから拾ってきても良いだろう。朝起きるとシワシワになって精魂尽き果てたキャベツがおっぱいにくっついているのも趣があった。ただし、急激には冷えないので、急激に冷やした方が良い頭部などをキャベツの葉で冷やすのは良くないと思う。