三十郎のかっこよさ。しびれるね。ルパンやブラックジャックやジョーのようにとても魅力的なキャラクターだ。善悪の判断も金銭感覚も何もかも、自分の軸で生きているのがかっこいい。
そういえば七人の侍が、街おこしの話だと言っている人がいたが、黒沢映画には社会の縮図がいつも描かれている。格差社会だったり、村社会的なエコシステムだったり、善悪の反転だったり。「生きものの記録」では被ばくをこわがる男が出て来たり、「夢」の中の赤富士では原発が爆発するという話を撮っている。社会への観察がその後の未来まで予測できてしまったということだろうか。