SHIMOKITA VOICE 2013 | Hemoglobin by Blood Tube Inc.

SHIMOKITA VOICE 2013

$Hemoglobin by Blood Tube Inc.-__.JPG

今年も「SHIMOKITA VOICE 2013」に行ってきた。とうとう小田急線は地下化され、線路跡地は今後どうなるのか、そしてあの不必要な太い道路、補助54号線は見直されるのかというフェーズに入ってしまった下北沢。小田急線や世田谷区からはざっくりとしたコンセプト図しか提出されず、いまだ全貌が謎に包まれた小田急線跡地に、住民たちは不安を抱いている。線路がなくなった今のカタチが実は一番歩行者に優しい街だったりする。分断するものがなくなり、北口にも南口にも西口にも行き来し易くなっているからだ。なのにこの後、わざわざまた分断するような巨大な道路を通すというのだから本末転倒なお話だ。街の中心には、車を立ち入り禁止にするのが世界的な流れだし、老人や子供のことを考えたらわかりそうなものだ。世田谷区長や商店街の会長、大学教授、そして住民代表を交えのディスカッションを聞きながら、ほんとうに岐路に立たされてきた感がいっそう強まった気がする。明日は、大友良英さんのあまちゃんバンドも「SHIMOKITA VOICE 2013」に参加するようだし、最終回を迎えたあまちゃんのように、そして人生はつづくと光のほうへ下北沢も向かいたいものである。