「武相荘」と「たてもの園」 | Hemoglobin by Blood Tube Inc.

「武相荘」と「たてもの園」

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主人をなくした建物は、どこか寂しげな感じがした。ある日、武相荘とたてもの園に行ったことがないなと思い、いつものようにふらりと行ってみた。白洲次郎氏と白洲正子さんの武相荘は、昔は田舎だったのだろうが、現在ではロードサイドにファストフードと衣料品のお店がずらっと並ぶちょっと奥にひっそりと建っていた。気配みたいなものは感じるが、実体はないのでゴーストタウンのようにも感じる。笑ったり、泣いたり、様々な感情のようなそんなものが、そこで流れた時間的な重みとして、残像みたいな気持ちを生むのか。そんなことをぼーっと考えていた。

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次にたてもの園へ向かった。前川國男邸では、たてもの園のおじさんがずっと家にいて細かく説明をしてくれる。この人は住んではいないけれども、毎日そこで家に風を通したり手入れをしながら、日がなこの家とともにいる。何だかこの人が新しい主人なんだなという気がしてきた。たぶん、この家が誰よりも好きなんだろう。

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家というのは、なんでこんなに面白いのだろう。いろいろな人の生活や考え方を包み込む器。ちょうど、自分たちの周りでは、消費税増税前の駆け込みや、年齢のせいもあるが空前の建築ブームだ。なぜ、いつ地震がきてもおかしくない時期に建てたいのか、と思う人もいるかもしれない。でも二笑亭の話を見ても、こんな時期だからこそ、みんな巣を必要としているんだと思った。

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