カポーティ | Hemoglobin by Blood Tube Inc.

カポーティ


カポーティ役のフィリップ・シーモア・ホフマンと被告人ペリー・スミスを演じる役者の演技がとてもよかった。一家惨殺事件に興味をもち犯人を取材し、あの小説「冷血」を書き上げるまでに、犯人を利用したり、親しみをおぼえたり、その駆け引きは緊張感に満ちていて、犯人よりも作品を書くために冷血になっていく姿は、観ていてハラハラした。被害者と加害者、親と子、恋愛関係、友人関係、仕事関係。社会というのは、人間どうしの微妙な関係性のバランスで成り立っている。そのバランスがある時崩れたりすると、物語は大きく転がり出す。



そして「ティファニーで朝食を」も映画しか観てないのですが、違うといわれる原作を読まなくちゃ。