100,000年後の安全 | Hemoglobin by Blood Tube Inc.

100,000年後の安全


人類はとんでもないものに手を出してしまったんだということが本当にわかります。これを良しとした上の世代を批判してもしょうがないくらい、私たちの世代も子供の時から電気が当たり前の生活だったはずです。これは地球の問題で、今回の311以後の世界では今まで目をつぶり、耳を塞いでいた人たちも死ぬまで考え、つきあわなければいけない問題になりました。東に住む人々にとって自分ごとになったことで、この映画のインパクトはすごかったです。世界ではじめてフィンランドで高レベルの放射性廃棄物を永久地層処分することを決めた。10万年耐久の建造物。問題は10万年後の人々へ持ち越されるだけ。そして責任は10万年あっても足りないことだったということです。10万年後の未来の人々は遺跡として宝があると勘違いするかもしれません。この責任の重みは新しい行動を促すことになると思います。選挙を前にして、原発のある国に住む人は、これを見て自分の頭で考えるべきだと思います。