タンゴ-TANGO-
いつの時代でも繰り返される物語。演劇の世界でもデザインの世界でも、どこの世界でも。居心地が良すぎてぬるま湯のような日本を、海外から帰ってきた眼にはああ映るのだろうか。しかも日本的観劇の象徴のようなシアターコクーンでやるがために、それを裏切らなければならないという病があるんだと思うし(お金持ちのマダムへの皮肉ね)最近これもお約束気味の型になってきたのが問題かもしれません。そういった大きな問題を、Kartellのルイ・ゴースト(Louis Ghost)という意味深な透明な椅子をはじめ、透明な美術の存在が、観ている私たちも舞台の一部で責任があるということを、演出家は静かに見ているのかもしれません。何事も変化の途中は面白い。

