世田谷カフカ
昨日は本多劇場へNYLON 100℃の「世田谷カフカ」を観に行った。カフカの「審判」「城」「失踪者」をきちんと読んでから行こうと思っていたが、いつの間にか公演日になってしまって、予習なしで観ることになった。しかし、それでも楽しめる舞台になっている。ちょうど子供から大人になるくらいの時期にカフカの「変身」やムンクの絵、クローネンバーグの映画、楳図かずおのマンガ、宮沢賢治など、そういった不条理や違和感のある作品たちに惹かれていったのを思い出した。その時期の自分にとっては、シュールな作品世界より現実世界のほうがよっぽど違和感に満ちていて、落ち着かなかったのではないでしょうか。あれから、何十年もたって、またその気分に近いものが最近ふつふつと生まれつつある気がします。自分のまわりで、疑問を持たず翻弄されることや不条理が多くなってきているからかもしれません。さて、終わらない物語の中で、ブラブラしながら考えることになりそうです。
