Setting Sun | Hemoglobin by Blood Tube Inc.

Setting Sun

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最近テレビを見ていると、撮影風景(舞台裏)をばらすCMがやたらと増えている。しかもそれは実際にやっているわけでもなく、CMの中でリアル世界に関与しております的な描き方。その慌てた姿は、あたかもリアル世界との乖離を埋めようとしているかのごとくです。ただの表現スタイル的なCMは世界中で消えつつあり、今年のカンヌを振り返ってみてもコミュニケーションのデザイン自体を評価する方向に進んでいて、ものすごく面白い映像だから賞をとるわけではないのですし、フィルムに関してはオールドスタイル(テレビの映像)とニュースタイル(ネットなどの映像)をフラットに審査するようになりました。でも次のステージではその両立が決定的に必要になるように感じます。そんな時ふと、最終的に「CMでございますの壁」を越えて心を動かすのは案外アートでファンタジーな大学の時に影響を受けたバブル時代の広告だったりして、なんて感傷ではなく思うのでした。政治、経済の世界でビックリするようなことが起こる時代にあうコミュニケーションをデザインしなきゃと自分たちにハッパをかけるのでした。