Julian Opie 展
水戸芸術館で開催中の「Julian Opie」を観てきました。ちょうど斉藤環(精神科医)さんの「顔は語る/ジュリアン・オピーのポートレート」という講演会も聴くことで、ただ観に行くよりも頭の中でいろいろ思考が走り、整理をできました。Julian Opieの作品は、世界中の商業施設やBlurのレコジャケなどで有名ですので、知らない間にほとんどの人が見ているのではないでしょうか?写真を撮ってそれをトレースして、パーソナリティーを感じられるぎりぎりにまで線をそぎ落としていく。タイトルにその絵になっている人の名前がつく。そこにリアルに生きている人間のコンパクト化(圧縮)されたデータが浮かび上がる。Adobe Illustratorのようなベクターデータを扱うグラフィックソフトを使って制作することも、出来上がった作品の持つ意味とリンクしているのが面白いし、そしてちょうど最近金沢で観た「ロン・ミュエック」の想像でリアルな人体を再現することとちょうど対局に位置しているのがさらに面白かった。この夏この2つの展覧会が開催されたことも興味深い。
