ゲートウェイ・エクスペリエンスWAVE1英語版を開封した。とても薄いビニールだけれど、あけやすいという感じがなくて、結局、ナイフで破るしかありませんでした。アメリカの製品はどれもそうですが、開封することよりもプロテクトという意味合いが強いカバーで覆われていることが多いようです。リステリンの開封もアメリカに行くたびにナイフで開けています。日本のように開封するための部位がありません。


早速1枚目のCDをCDプレイイヤーに入れて、遮光カーテンを閉めて光を可能な限り遮断して、そしてアイマスクをしてヘッドフォンをつけました。そしてプレイのボタンを押すと右耳と左耳から個別に音が聞こえるプロセスが始まり、やっと本格的なガイダンスが始まりました。でも、アメリカ人はそんなに左右のヘッドフォンを間違えて使う可能性があるのだろうかと思ったほどくどく、このプロセスは今後も出てきました。


オリエンテーションと言うのが最初のセッションでしたが、フォーカス3というところまで進まないようでした。フォーカス3というのがあるとはいろいろな資料を見てもあまり見当たらなかったのでよくわからなかったのですが、気功や太極拳で気を感じるのと同じくらいのリラックスレベルでした。


残念ながら、おまけのテープほどの効果もなければ経験も得られず、ただ体がリラックスしただけであまり期待したような結果は得られなかったのですが、そのまま次のセッションが始まってしまったので寝転がったままイントロダクション トゥ フォーカス10を始めました。


フォーカス10の状態になるための準備段階を一応それなりにこなしてやってみたけれど、正直言って体が眠っている状態という概念や経験がなかったので「これがそうなのか?もしかしたらできていないのだろうか?」という自問自答がどうしても頭の中をよぎり、自分ができているのかどうかの判断がつきませんでした。


しかし、気がついたとき、暗い空間の中に光でできた柳の木のようなものが目の前にあり、それが光の粒子をあたりに放射しているのがとても美しく幻想的でした。そして、思わずその中の枝に手を伸ばしました。それは肉体の腕を動かしたのではなく自分のエネルギーの腕、それもまた金色に輝いているようでした。しかし、腕以外の体全体はまだ肉体のなかにおさまっていて、そこから雨後かな状態でした。それはまるで腕だけが自由でそれ以外の部分が鉛で覆われているかのようでした。


でも、何とか光の腕を両方とも動かしてその光の柳の枝をロープのように手繰り寄せて上半身は抜けることに成功しました。しかし、そのために使った努力は相当なもので、上半身が抜けたところで力尽きてしまいました。


完全な体外離脱はことのほか難しくて、偶然できるものなのかもしれません。お試しテープの時はあんなに簡単でいつの間にか抜けていたのに、いざ抜けようとするとこんなに大変とは。そして、どうしてもフォーカス10の感じがつかめずそのままセッションが終わってしまいました。

モンロー研究所にゲートウェイ・エクスペリエンスを発注してからだいたい1週間で届きました。待ちに待ったゲートウェイのCDセットでしたが、なぜかおまけに入っていたのはテープが2本でした。いまどきテープレコーダーなんて持っていなかったので、母親が愛用しているラジカセを借りてまずはこのテープを使ってみることにしたのです。



なぜ待ちに待ったゲートウェイではなくその前にテープを使おうかと思ったのかはよく分かりませんが、理由はおそらくおまけなので開封しても返品するのにそれほど差支えないと思ったからです。とにかく初めてのヘミシンク体験なので疑いの気持ちはやはり払しょくできなかったのです。よく考えれば返品するにも相当送料がかかったので、効果がなくてもとりあえずゲートウェイをやってみたとは思いますが。



疑いの心は改めて考えてみると意味のないような行為をいろいろさせるので、正直にいうと心の無駄遣いかもしれません。行動した後でなければわからないことを行動する前にいろいろ疑ってかかり、時間を無駄にしてしまいます。



とりあえずできるだけ暗くするために部屋に入る日光を遮り、アイマスクをしてヘッドフォンをつけました。それから手探りでテープの再生スイッチを押しこみ、敷布団の上に寝転がりました。夏の暑い日だったのでエアコンはつけていた関係上、その音が少し気になりましたが、テープの波の音が流れ始めるとヘッドフォンから流れてくる音に集中してしまい、周りの雑音もなにも耳に入らなくなりました。



ヘミシンクを聞くときは、とくに左右から流れる周波数の違う音をはっきりと聞こえるようにする必要がなく、聞こえてくるガイダンスさえ分かればいいらしいので、ボリュームも手探りでちょうどいいかんじに変えていると、本格的な内容が開始されました。



英語は、購入前にさんざん悩んだほど大きな障害ではなく、正直言ってそれほど問題ではありませんでした。テープから聞こえてくる指示に従っていたら突然意識がふっとなくなり自分の肉体的な感覚も消えて自分がヨガなどで言う結跏趺坐の状態でおぼろげな空間の中、蒲団の上に座っていいる感覚がありました。



その空間はまるで期待だけが存在するような空間で自分も期待のような体をしていて、周りを見ると同時に目を閉じているような感覚もありました。とても不思議で奇妙な体験だったので、驚いて起きてしまいました。



今思えなすごく残念なことですが、驚くとせっかく体外離脱に成功しても人は自分の体に戻ってしまうようです。でも、ヘミシンクに対する疑いは一気に晴れて、同時にこれから起こる様々な体験に対する期待が膨らみ、とても興奮したことを覚えています。



しかし、最初がこれだから次からはもっとすごいだろうと思っていたのにそうではなく、結構苦労と試行錯誤を繰り返す羽目になるとは思いませんでした。

おそらく初めてモンロー研究所の名前を聞いたのは、1998年ごろのことだったと思います。


当時は精神的にどん底の状態でいろいろなセラピーの雑誌を読んで、今の自分の苦境を救ってくれる方法がないかと必死になって探していました。


書いてある内容に興味はあったのですが、アメリカに行かなければならないうえに、すべて英語の講義ということで英語には全く自身がなかったのですぐにあきらめました。


それから数年後、大東流という古武道の道場の帰りに先輩からモンロー研究所の話を再び聞くことになりました。


それは、テープを聞くだけでいろいろな信じられない体験ができるというもので、そのころは自分の心の問題を解決した後で、以前より強く心の探求にとても興味を持つようになっていました。


自宅に帰って早速モンロー研究所のサイトを探し出し、少し読んでみましたが英語なのでだいたいの内容しかわかりませんが、そこにはデモの音源があって彼らが開発したヘミシンクというものを体験できると書かれていました。


実際にヘミシンクを使ったのはこれが初めてと思います。


左耳と右耳に別の周波数の違う音を聞かせることで、脳の中で音ではない第3の音、ヘミシンク音が発生してその周波数が脳の中で脳波となるそうです。


早速試してみました。


仰向けになりパソコンからつないだヘッドフォンから両方の音を流し込むと脳の中でぐるぐると回るような感じがして、まるでアルコールと強烈なカフェインを同時に飲み込んだような酩酊感と吐き気を感じました。


今思えば、なぜ吐き気を誘発するような技術に興味を持ったのかわかりませんが、とても興味がわいてさらにいろいろモンロー研究所のサイトを夢中になって読みました。


その内容は、体外離脱といわれる現象で、一般的に地上をさまようだけではなく死後世界まで探求できるというもの、念力やリモートビューイングという透視能力を開発するもの、その他いろいろな人に可能な変性意識状態で起きうる現象を学べるというものでした。


しかし、それらを学ぶには滞在プログラムといわれる現地に行って英語で講義を受けるしか経験することができないのです。


英語に不安があったし、いきなりよく知らないで行くのもリスクがあるので他の方法として研究所が販売しているゲートウェイ・エクスペリエンスという研究所での滞在プログラムの最初のゲートウェイ・ヴォヤージと同じ内容を学べるCDのセットを注文することにしました。


これらも当然英語なのですが、少なくとも現地に乗り込むよりはハードルが低くて、ヘミシンクというものが実際に効果があるかどうかを実証することができると思ったのです。


今では6巻セットで販売していますが私が購入したころは7巻セットで今よりは豊富な練習内容だったと思います。


注文はインターネットでクレジットカード決済で支払いましたが、当時は今ほどネットでのショッピングが日本では一般的ではなかったので、カード詐欺なども心配しながらクリックしたのを覚えています。


それは2003年の初夏のことでした。