ドロンワークの下準備 | Hemiola 刺繍教室

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リニューアルしました

ほ、本日三回目の更新です…
なんか最近あんまり書いてなかったからか、
昨日くらいから文章を書きたい欲が爆発しています。

ドロンワークの糸抜きに飽きたので、
方法を説明すべく写真を撮りながら抜いてみました。
順番に図解します~


ドロンワークとは、
生地の織糸を利用して織糸を抜いたり切ったり、そしてかがったりして模様をつくる技法です。
ドロン=抜く という意味らしい。

昨日も載せたけど、こういうのです。

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さてスタート!

まずは、ドロンワークを始める場所を決めて、
その場所の生地の横糸を先丸目打ちか先の丸い針で少し出します。
これは目打ち。


このとき、ドロンワークをやりたいところのいちばん端からではなく、
まん中からやるといいです。



そしてそこを一本カット。



他のところを切ってしまわないように目打ちか針ですこし引いておくんですね~



カットしたら抜いていきます。



これも先丸目打ちか先の丸いクロスステッチ用の針で抜いていきます。
針でやるなら太いのが安定して楽ですよ。



ドロンワークを入れたい端まで、
なるべく糸が切れないように抜いていきます。
この糸は切らないでね。



カウントステッチ用の生地ならだいたい切れないで抜けると思うのだけど、
中にはじゃんじゃん切れちゃうのもあります。
ツヴァイガルトのベルファーストという種類の生地なら絶対大丈夫なので、
私はだいたいこれを使います。
いま使ってる生地もベルファーストです。






同じ要領でもう一本ぬいて、
二本の糸をクロスステッチ用の針に通します。







この工程が本当に面倒で嫌なのですが…
抜いた方と逆の方向に三目くらい通します。





引き抜きます。





そしてぎりぎりのとこで切るよ!


これで二本の抜き糸の処理が完了。
一本ずつやったほうがきれいなんだろうけど、
めんどくさすぎて私は二本ずつ。
怒られるかしら笑


ニ十本抜いて処理したのがこれ。






これでたて糸だけ残りましたね~

 
このたて糸を結んだりねじったりなんやかんやしてドロンワークができます。
左側の横糸を入れ込んだところは、これだけだと弱いのであとでびっちりボタンホールステッチをします(下の写真はボタンホール済)。

このままで使うことはほとんどなくて、
たいていは3本~4本ずつかがってから模様を出していきます。

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これは四本ずつかがったところ。


これでギザギザにしたり、

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ぐるりんとねじったりするのです。

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応用するとこうなって来るけれど、
基本はどれも同じで、
小さい範囲の基礎的なものなら初心者でもできちゃいます。
私は一番初めに習いに行ったときにこれをしょっぱなから教わって、
はじめてなのにこんなことできちゃうの!?と衝撃を受けました。
ステッチ自体は地味で色もなくてすごく飽きるんだけど、
できてみると「手間かけたー!」という感じになります。

今抜いているところは格子に柄をつくる予定なので、
縦方向にも。

1400585473752.jpg

今日はここで力尽きました。

またあした!


そして気の赴くままに今日作ったタッセル。

1400585480081.jpg

使わないしつけ糸があったので、それと、
アヴリルの糸でつくってみました。
ビーズもつけてみたよ!
しつけ糸意外といい仕事する~♪





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