会社の後輩で麻雀が強く地頭のとても良いF君がいました。(F君は関西出身で同志社大卒)

F君は地頭は良いのに高校時代に勉強をほとんどしなかったので、大学受験のために入試状況を徹底的に分析したようです。その結果、「英語」さえできれば日本の大学はどこか入れることに気がつき、まずは「英語」を集中して勉強して点数がとれるようにしたようです。

 

私はこのF君の指摘はかなりよいところついていると思いました。

大学進学に有利な開成中学ですが、中学受験は算数、国語、理科、社会で開成の入試問題は難しく特に算数は難問が多いと思います。

東大受験には「英語」と「数学」が得意な人が有利だと思うので、開成中の入試で算数の難問を解けた子どもは「数学」もできる素養はあると思います。しかし、開成中に合格するレベルの子どもであれば英語もある程度できるとは思いますが、なかには算数や他の教科はできるけれど「英語」だけ苦手という人もいると思います。さすがに中学入試に「英語」はだせないでしょうが、開成の先生たちも英語が苦手な生徒をどうするかは苦心していいるかもしれません。

 

帰国子女で東大に入る人が増えてますが、英語ができて試験で有利なので、それに加えて「数学」ができれば東大入試に合格する確率は上がると思います。

会社で働いていたときに理系出身の人とのやりとりする機会多かったのですが、日本の大学入試では「英語」ができる人は有利ですが、逆に「国語」というか日本語の能力が劣っても大学に合格できる状況だと思います。理系出身の人は理数系や英語はそれなりにできても「国語」や日本語の能力が劣る場合が多いのは問題ではあります。

 

社内メールで理系出身の課長が「取引先の役員のお父様が死にました」と書いていて、部長から「死にました」ではなくて「お亡くなりになしました」もしくは「ご逝去されました」と書かなきゃ駄目と怒られていたの思いだしました。