出張先は買い物ひとつするのも不便で、やることは多く、思うように身体のメンテナンスができない、という方、いませんか。

 

「体をさする」だけで、神経細胞の再生が促される、という話題を聴いて、「皮膚を心地よく刺激する」効果に注目しています。また、血流を増やすためには一酸化窒素(NO)が体内で出来ることが重要とされていますが、マッサージや肌をさすることで、NOが産生されることもわかってきています。またホルモン産生にも大きな影響があるとされています。メカニズムを知ることで、どのような強さで刺激すればいいかの理解にもつながります。

http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2010/03/post-117.html

皮膚刺激と心身の健康について

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhas/10/1/10_14/_pdf

皮膚でNO(一酸化窒素)が生成される

http://wol.nikkeibp.co.jp/article/special/20120127/117283/

 

出張先でもすぐにできるNO発生として、乾布摩擦があります。備え付けのバスタオルの方は大きすぎるので、フェイスタオルを使って、首や背中、肩、腰、脚など、こわばりを感じる箇所をしっかりとした強さで擦ります。肌のなかで、「もやもやした感じ」「痒みのような感じ」の箇所が良さそうに感じます。少しすると、摩擦した箇所が温かくなってくるのを感じます。散歩するよりも早く身体が温まり、息が上がることもなく快適です。以前紹介しましたテニスボールと併せて、お試しされることをオススメします。

 

 

 

化学的なNO産生に、アルギニンやシトルリンを摂る方法もあります。どちらも試してみましたが、個人的には「身体が温まる」というような実感は薄かったように感じます。