1週間ほどテニスボールマッサージを忘れていたところ、てきめんに肩と腰の痛みが強まりました。テニスボールを再び行ったところ、30分-1時間ほどで身体がほぐれました。毎日続けることでメンテナンスできるものと実感しました。

 

先日、ヘム鉄を数日試して、効果がなさそうなので中止した方から、1カ月続けてみたところ、代謝が良くなって汗をかくようになりました、との感想をいただきました。数日で効果を感じる方と、1-2カ月時間がかかる方とがいらっしゃるようです。

 

ヘム鉄をオススメする理由は、吸収率が高いことと、ヘム自体は身体の中に入ると、ヘムオキシナーゼを誘導することにあります。亜鉛サプリメントが抗うつ効果を示す理由についての研究から、この「抗うつ効果」には、ヘムオキシナーゼが誘導されているためであることが分かってきました。ヘム鉄、散歩に加えて、少し強い指圧というものも、ヘムオキシナーゼを誘導する働きがあります。ヘムオキシナーゼを十分に働かせるには、分解するための鉄分、ヘムが必要です。最初の1カ月程度は継続的に摂取されることをオススメします。

 

 


資料は以下を参照しました。

Pharmacol Rep. 2017 Jun;69(3):497-503. doi: 10.1016/j.pharep.2017.01.010. Epub 2017 Jan 22.
Evidence for the involvement of heme oxygenase-1 in the antidepressant-like effect of zinc.
Manosso LM1, Moretti M1, Rosa JM1, Cunha MP1, Rodrigues ALS2.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28342333

 

以下訳文です。

背景:
ヘム・オキシゲナーゼ-1(HO-1)と脳由来神経栄養因子(BDNF)-によって媒介される経路が鬱病の病態生理学に関係していてその亜鉛が、鬱病の処置で薬効を発揮することが示されたことを考え、本研究は亜鉛の抗抑うつ剤様の効果に関してこれらのターゲット物質の影響を調査した。
方法:
マウスは塩化亜鉛(経口ZnCl2、10mg/kg)の有効未満であるか有効な用量で治療を受けた、そして、45分後に、彼らはいずれの亜鉛プロトポルフィリンIX(ZnPP、10μg/マウス、HO-1抑制薬)も、コバルトプロトポルフィリンIX(CoPP、0.01μg/マウス、HO-1インデューサ)またはK-252a(1μg/マウス、TrkB受容体拮抗剤)の下位有効量の側脳室内(icv)注入を受けた。
それぞれ、静止時間と歩行活動は尾部停止試験(TST)とオープンフィールド検査(OFT)を通して評価された。
HO-1免疫内容は、ZnCl2(10mg/kg(経口))治療の60分後に、前頭葉前部皮質と海馬で評価された。
結果:
ZnCl2の抗抑うつ剤様の効果は、ZnPPとK- 252aの処置によって抑制された。
さらにまた、CoPPとZnCl2の下位有効量は、TSTで相乗作用の抗抑うつ剤様の効果を発生した。
治療法の何も、歩行活動を変えなかった。
ZnCl2投与は、前前頭皮質のみでHO-1免疫内容を増加させた。
結論:
結果は、TSTのZnCl2の抗抑うつ剤様の効果がHO-1の誘導とTrkB受容体の活性化次第である可能性があることを示す。