医師への正攻法

医師への正攻法

内科や外科の医師になるための必須知識。看護師・薬剤師も必見の医療ブック

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私立大学の医学部に進む方法もあります。
私立大学の医学部には、偏差値がそれほど高くない大学もありますので、私立医大をめざすのもいいでしょう。
しかしながら、私立医大は、学費が高額です。
おおむね、偏差値の低い私立医大ほど学費が高く、偏差値の高い私立医大ほど学費が安い傾向にあるようです。
学費については後述しますが、サラリーマン家庭にはほとんど無理と言ってもいいほど学費が高い大学もあります。
私立大学の医学部の中では、慶応がダントツです。
東大医学部と並ぶくらいの難易度です。
慶応に次いで、慈恵、順天堂などの偏差値も高くなっています。
慶応と、それに次ぐ大学では、偏差値はそれほど差がなくなっていますが、入れるのであれば、慶応のほうがおすすめです。
それは、卒業後の職場の数に大きな差があるからです。
慶応には大小の関連病院がたくさんあります。
慶応大学関連病院会のホームページを見ますと、北海道から香川県までの約一〇〇の関連病院が掲載されています。
慶応大学卒ならば、それらの関連病院で働くことができるはずです。
一方、慈恵や順天堂は、関連病院はどの診療科も慶応ほど多くはなく、関連病院で働くにしても、範囲は限られてきます。
母校のネットワークの外に出ていって、働くことも考えないといけないでしょう。
慶応であれば、外に行く必要はなく、「東京近郊の病院で働きたい」といったような希望も叶いやすいだろうと思います。
母校の医局に入って、そこでずっと働くのであれば、どの大学でもいいのですが、民間病院で働きたいのであれば、関連病院の多い大学を選んでおいたほうが卒業後の可能性は広がります。
医学部を選ぶときには、各大学医学部のホームページなどを見て、関連病院がいくつあるかを調べてみてください。
多くの人は、将来、それらの病院で働くことになるはずです。
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一般的に言えば、関連病院が多い医学部のほうが、活躍する場は増えます。