糖分には、主に炭水化物に含まれるブドウ糖(グルコース)と果物などに含まれる果糖(フルクトース)に分類されます。
このうちブドウ糖は吸収されるとすぐに血中に移行してエネルギーの一部になりますが、果糖は主に肝臓で吸収されます。
そのため、食後すぐに血糖値が上がるのはブドウ糖影響ですが、これは一時的なもので大きな傷害にはなりません。
しかし、果糖を大量に摂取すると、肝臓で代謝されて中性脂肪を増大し、肥満や脂肪肝をもたらし、さらに血液内に流れ出すとたんぱく質と結びついてAGEs(終末糖化産物)を生成します。
果糖はたんぱく質と結びついて糖化させる割合がブドウ糖の100倍とも言われています。
このAGEsは毒性が高く、血管内で血液の流れを阻害し、糖尿病性合併症、動脈硬化、骨粗しょう症、後縦靭帯骨化症、筋委縮、関節リウマチ、加齢黄斑変性、非アルコール性脂肪肝炎、インスリン抵抗性、歯周病、アルツハイマー病、神経変性疾患、皮膚疾患、皮膚老化などのさまざまな病気の原因となります。
つまり、老化を促進してしまうのです。
通常、果物に含まれる果糖の比率はそれほど高くないため、食後にフルーツを食べる程度では、AGEsの生成までは至らないのですが、ジュースや炭酸飲料に含まれる果糖フルーツに含まれる成分より濃度が高いため、大量摂取してしまう可能性が高くなります。
血液内のAGEsの比率が高い状態を血管年齢が高いといいます。
AGESsが増えて、血管年齢が高くなると血液の循環が悪くなり、毛細血管まで十分に血液が巡回せず、肌の色が悪くなり、肌のくすみなどの原因になります。
また、生クリームなどスイーツに含まれる糖分も果糖によるものが多いため、アンチエージング、つまり老化を防ぐには甘いものをなるべく控えるようにすることが大切です。
老化を防ぎ、お肌の健康を保つには甘いものはなるべく控えましょう!
もちろん、カロリーの高い揚げ物やフライドポテトなども食べすぎは老化の始まりです!