こんにちは
眼科で働く のりくんです。
眼科で働いているとはいえ、いったん眼鏡の話になるとついついそちら方面へ突っ走ってしまう のりくんです。汗
そのうちに「眼鏡屋さんのブログか?」( ´・д・)ン?
って思われそうです。汗
ですが、発信したいことを発信しているというド根性の精神と思って許してやってください。m(_ _)m
さて、昨日、夏に起こりそうな事例として丁番が折りたためなくなったときの対処法の秘策(?)を記事にしました。
今日はもう一つ、夏といえば忘れてはいけない話をしようと思います。
眼鏡レンズのヒビ割れです。
眼鏡レンズのヒビ割れ?
何それ・・・って言われそうですが、眼鏡屋さんで眼鏡を受け取った時に、
「暑い日に車の中に置きっぱなしにしないでくださいね~」とか
聞いたことないですか?
そうなんです。
眼鏡は熱に弱いのです。
眼鏡レンズはプラスチックレンズっていうくらいですから、低い温度でもふやけてしまいそうですよね。
(人も暑いとふやけます。)
でも、眼鏡レンズそのものは、熱を与えて固まるという樹脂製品ですので結構強い・・・はずです。
反射防止コートって聞いたことがありますか?
いわゆる表面が光らないようにするためのコーティングです。
(反射を防止するってことは、その分、レンズを通過する光の量も多いってことですのでキレイに見やすくなるレンズの表面加工です。)
レンズのコーティングも様々な素材を使っていますのでこれもまた結構熱に強い・・・はずです。
ここに矛盾が生じます。
熱に強いはずの眼鏡レンズが熱に弱い?
( ´・д・)ン?
意味わからんです。笑
眼鏡レンズの構造的には以下の通りです。
(眼鏡学ハンドブックより引用)
そ~なんです。
眼鏡レンズ自体は熱には強くて、そう簡単にはふやけませんが、問題はレンズ素材(生地といいます)とコーティングの膨張率の違いなのです。
例えば、ペンキは塗ったあとカッチカチになりますね。
ゴムにそのペンキを塗ったらどうなります?
当然、乾燥すればペンキはカッチカチになります。
と・こ・ろ・が・・・
ペンキがカッチカチになった後、ゴムを伸ばすとペンキはヒビ割れます。
ガラスレンズではガラスそのものは膨張しませんが、樹脂製のプラスチックレンズは膨張はします。
その膨張にコーティングの膨張がついていけないことでヒビ割れが生じるというわけです。
眼鏡は60度以上になるところに放置しないようにしてくださいとは言いますが、明確に60度以上っていう根拠がなかなか見つかりません。
ですが、熱いところに眼鏡を放置することでヒビ割れてしまうことがあるのは事実です。
なので温度が高くなる所への放置は危険です。
60度以上だから絶対ダメという事ではありません。
60度以下でも眼鏡レンズの素材が膨張したらヒビ割れが生じます。
眼鏡にも、是非、愛情と優しさをお願いできたらありがたいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
