ロンドンの不動産

↑住んでいたフラットは1930年代の建物。
ロンドンの住宅事情について、ザックリ書きたいと思います。
イギリス在住の方ならご承知の通り、ロンドンは不動産バブルで、不動産の価値は毎年約10万ポンド単位で急騰しています。(3千万で買った家が翌年には4千万になるということ)
ロンドンの不動産は完全なビジネスになっていて、物件価値の推移はもちろん、住んでいる人種・仕事・収入・健康状態・世帯内容・宗教・趣味嗜好・学歴・どの新聞を読んでいるかなど、通り別にデータ化されています。これぞ階級社会の基本、住み分けがされています。
日本は一律中流、私は市立の小中学校でしたが、同じ学年にはシンナー吸ってる不良も東大行った人もいました。冷静に考えたらスゴイ環境よね。笑 イギリスで、薬中とオックスケン出身者が同じ学校・同じ地域に住むことはありません。Financial Timesを読む家はThe Sunを読まないし、ASDAで買い物する家はWaitroseに行きません。
なんか差別的ですが、これが住み分け。イギリスに限らず、海外では自分が日本で暮らしてきた生活レベルとあまりギャップのないところで暮らすことは重要だと思います。日本の標準的な生活水準は必然的に現地生活レベルが高めの設定になるけど、日本と現地の生活レベルのギャップがあればあるほど、暮らしにくさや危険を実感するのが海外暮らしだと思います。
私は30軒くらい内見に行きました。確信したのは、建物の質より、住宅地として価値があるか、自分の生活レベルと同じくらいの人が住んでいるかどうかが重要ということ。建物が気に入らないなら改装したらいいけど、地域の環境は変えられない。
ロンドンの都市計画が進んで治安が良くなっているとはいえ、雰囲気の良い通り(posh)と、通り1本違うだけで危険(rough)が紙一重な場所が多々あります。(とくに東側)バブルだからと1本隣の雰囲気の良い通りの市場価格に乗っかって売りに出しても買い手はつきません。価値や市場適正価格はネットで調べればわかる、売るのも難しいということ。
日本の住宅はせいぜい築50年で建替え。地価は上がったとしても住宅の築年数が経つほど下がる。外観の統一を重んじるイギリスは、街の景観に沿ぐわない新築住宅など簡単に建てられず、築100年以上は当たり前。外観はそのままに内装を繰替えして価値を上げていきます。
人口も毎年増加していて、ロンドンは慢性的に住宅不足。
VauxhallやKewなど人気のリバーサイドには、次々に新築住宅が建設されているけど、少しでも多くの世帯を無理に作ろうとした間取りのため、1000sq以下(30坪程度)の物件がほとんどで狭すぎて住む気もしない。しかも、空気が汚い・うるさい・移民でカオスなロンドン。イギリス人がロンドンを離れているのも事実。
私は下記の条件で物件を探しまくりました。
かなり要求度が高いですが、あまり妥協したくない性分なので調べまくりました。
デタッチド(一戸建て)※イギリスは隣とくっついた家がほとんど。
駅近
3ベットルーム以上それに、それに、そもそも、ロンドン中心地には住宅がない。そもそも、ロンドン中心地には住宅がない。
1200sq以上
庭付き
駐車場付き
通りに面していない
ロンドンまで電車で20分程度
上記条件でリッチモンドの物件を探してみると・・・£1.2M以上(2億以上)。私たち夫婦はリッチモンドから離れたくなかったですが、身の丈を知れというカンジで断念。ちなみに、メリルストリープやスピルバーグ監督とご近所さんになれますよ。リッチモンドヒルでは、よくJohn Hannahを見かけました。笑
賃貸も同様に厳しいです。そのため実家から出られない若者が沢山います。ロンドンで家を購入しようとしている方、これからロンドンに住もうなんて思ってる方。何度も物件の周辺を自分の目で実際に確認して、地域の指標を調べるサイトで調べまくってください。
ポストコードを入れるだけ、円グラフで視覚的にわかりやすい。
Street Check
https://www.streetcheck.co.uk/
その他色々あります。
http://www.postcodearea.co.uk/
http://www.findahood.com/
http://www.streetreviewuk.com/
http://www.upmystreetuk.com/
イギリスに来て5年間で3度の引越しをしました、もうカンベン。
やーっと安住の住まいを見つけたけど、老後は日本と決めています。笑