バガボンド 17巻 | お役に立ちません。

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バガボンド(17)(モーニングKC)/井上 雄彦
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隙あらばバガボンド。

小次郎、夜中の砂浜での戦い。

伊藤一刀斎にけしかけられた吉岡と、たまたま居合わせた小次郎。
一刀斎がけしかけ、両者は戦うことになり。

小次郎にとっては初めての戦い。
剣が最大のおもちゃで、”戦い”は知らなかったから、
恐れなく楽しむ小次郎に吉岡は恐怖心を抱く。
道場剣法ばかりだったから。

一刀斎め…
一刀斎がいなければ、小次郎も”殺し合いの螺旋”に身を置くこともなかったのに。
痛みや恐怖を知らないから、無邪気な小次郎はかわいいけど恐ろしい。
鬼神に思える。

そして、一刀斎がちゃちゃを入れ、
痛みや恐怖を覚え、腕が鈍る小次郎。
伝七郎は逆に、己を傷つけることで克己する。

やがて、小次郎が勝ち、その事実を知った鐘巻先生は小次郎を一刀斎に預けることにする。

ううう、せっかく、大事に育てた小次郎なのに…
一刀斎は鐘巻先生からみんな持っていってしまう。
小次郎も”ギアイ”が大好きなくせに!
パパなのに!

でもここから、小次郎の剣客としての物語が始まるんだね。
一体どう育っていくのか。
どういう男になるのか。
楽しみだけどこわいなあ。
小次郎は魅力たっぷりの男です。