星闘士星矢 | お役に立ちません。

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本・漫画・映画のレビューブログ。
本は月に10冊ほど、漫画は随時、
映画はWOWOWとTSUTAYAのお気持ち次第(笑)

車田 正美
聖闘士星矢 全15巻
日本の高校生が変身して悪を叩く物語だ!

と、わたしの脳内設定ではなっとりました。読んだことないんよ。

だが!

全くもってちがった。

衝撃だった。


衝撃1、女のヒトがどサドばかり

 コミック文庫の1,2を読んだんですがね。

 びびりました。

 まず、仮面を被った女の師匠二人にお尻を叩かれ戦う少年(?)ふたり。

 どサド!

 服がせくすぃ!

 でも仮面!いやー、新しいビジュアルだ、いや、昔のなんだけど。

 主要キャラのお嬢様がどサド。サドオブサド。

 修理工のお姉さんもどサド。とゆーより残虐ぽいイメージ。

 唯一例外は星矢の幼馴染の女の子だけ。

 なぜに出るヒト出るヒトクレージーなサド女子なの?

 

衝撃2、お嬢様がありえない

 わたしの脳内物語では、守られ役なはずのお嬢様がどサド。

 ありえん。

 そして世界規模の自己中。

 平和の戦いのための闘士を、個人的な武闘大会の為に育成、戦わせるってどうゆうこと!?

 えらいびっくらこいた。

 「わたしの馬におなりなさい!」

 「あははは!」

 もばびった。


衝撃3、意外とグロテスク。

 ヒトのお腹が裂けて内臓が飛び散るシーンが丸々一枚、とか、

 主要キャラの首が飛んで血がぼたぼたぼたぁーっ、とか。

 え?これ少年ジャンプだったんだよね?

 しかもわりと昔よね?

 き、規制は??


衝撃3、書き文字

 「烈烈烈!」

 「砕」

 と、でかでかと漢字で書かれた書き文字にばびる。

 こんなんは「無限の住人」だけかと思ってた。こっちが創始者?

 アメコミ風英語書き文字はまだ理解できたが、漢字は斬新だった


衝撃4、 ストーリー展開がスピーディ

 こーゆーバトルものってこのひとが創始者なんですか?

 いきなり武闘大会、でも、長引かせず、次々と新たな展開にもっていく。

 うまい!おもしろい!

 敵も、こんなに早く、そんなキャラ出しちゃっていいの!?なのが続々。

 主要キャラのお兄さんとか、主要キャラたちと同じ技使う影的キャラとか。

 後半でネタ切れないの?と心配になるくらい。

 最も後半未読です。


衝撃5.構図

決め技の構図とか、今じゃあギャグとかでよく見るんですけど、

もしかしてこのひとが創始者なの?

「なんとか拳!」とか叫んで、拳を突き上げてるカットとか。

ここぞ!というシーンの構図がうまいですなー

マンガってこういうものなんだーと改めて思いました。

てゆうか、ジャンプってこれよねー、と言ったが早い気もちょこちょこ。


いやー、びっくりしました。

全て予想を裏切られました。

山田風太郎を彷彿としたよ。

奇想天外、セクシー、グロテスク。

かつ、スピーディな展開とストーリーテーリングのうまさ。


ある種、お約束、な展開も多く感じましたが、

むしろ、この人が創始して模倣されまくったのかしら?

あと、当たり前すぎてあえて箇条にいれなかったけど、

あの聖衣、ってお衣装、すごいアイディアですよね。

あれとか、少年グループでバトルとか、

一種ゲーム的要素を作り上げたなんて、すごいひとですなー。