やがて朝が来た。
1階に降りると、他のボランティアの姿も見えず、
近くにあった川沿いの公園で野宿しようと思って
市役所の玄関を出ようとしました。
すると、そこに物資のトラックが。
その回りに市役所の職員さんが。
(もうかなり疲れた表情でした。)
「手伝っても良いですか?」と聞いて、
毛布、水、食料…と次々に来る大きなトラックから
ばんばん荷物を運びました。
1台、また1台と途切れないトラック。
少しの休憩時間は役所の玄関で座りこんでました。
その間にも大きな余震は途切れず、
その度に「地震が発生しました」という
機械の声が警備員室から響き…
物資を運ぶうち、出会った一人のボランティア。
彼は東京から駆けつけ、私と同じように
受付時間が終わっていて、明日の朝まで時間があるから
手伝っているとのことでした。
よく聞くと、沖縄出身!(しかも同い年、隣街)
やがて朝が来ました。
朝食は大混雑。
避難されている方、付近の住民の方。。。
あとからあとから、人がやってきます。
一人当たり、水500ml、ごはん1パック、パン一つ。
昨日から食事ははじめて、とか
いろんな方がいらっしゃいます。
それからはゴミも山積みになるだろう、と
ゴミ袋をとりかえて回ったり、
到着物資を数えたり。
朝になって集まって来たボランティアさんと
ばたばた時間を過ごしていました。
もともと、『何かできないか』で出発した私。
短いながらも避難所にいたこともあるし、
ライフラインのない生活の中でのアイディアも、
どこかで、『今』、みんながあまり来れない
今こそ必要なものがあると思い、被災地をめざしました。
初動の数日間は、これで良かったと思います。
その都度、できることがあればやる。
自己満足になりそうだったら、帰ろうと。
でも、せめて物資が不足しているだろう今は、
モノだけでも届けに行こうと思いました。
この長岡市の朝、持って来た物資の一部を
避難されている方、役所に来られた方にお渡ししました。
そして、8時半。
近くのグラウンドにヘリが来て、
その物資をおろすお手伝いに行くと、
驚くべき光景がそこにはありました。
朝のニュースだかなんだか、
バケツリレーのように物資をおろす人の列に
近くまで迫って、カメラをまわす報道陣。
ヘリのプロペラ音と、砂ぼこり、疲労。
そんな中でがんばってる人を手伝うでもなく、
コートのポケットに手を入れて、あるいは
メモをとりながらこちらを見ている姿が
なんとも言えない、憤りを覚えたのです。
すべてがそうではなかったかもしれない。
でも、少なくとも私の近くにあった光景です。
そろそろ登録に行こう、と
さっきのボランティアさんに声をかけ、
無線で呼んでもらったタクシーに乗りました。
タクシーに乗って、ふっと気付くと
腕は青あざだらけ。
ダンボールやケースが当たって、
切り傷、擦り傷、青あざだらけ。
ふたりとも、です。
思わず顔を見合わせて笑ってしまいました。
『長岡市、総合福祉センターまで』
そう告げて乗ったタクシーは、
実は、総合福祉センターには行きませんでした。
そのお話は、またのちほど。(11/27記)
近くにあった川沿いの公園で野宿しようと思って
市役所の玄関を出ようとしました。
すると、そこに物資のトラックが。
その回りに市役所の職員さんが。
(もうかなり疲れた表情でした。)
「手伝っても良いですか?」と聞いて、
毛布、水、食料…と次々に来る大きなトラックから
ばんばん荷物を運びました。
1台、また1台と途切れないトラック。
少しの休憩時間は役所の玄関で座りこんでました。
その間にも大きな余震は途切れず、
その度に「地震が発生しました」という
機械の声が警備員室から響き…
物資を運ぶうち、出会った一人のボランティア。
彼は東京から駆けつけ、私と同じように
受付時間が終わっていて、明日の朝まで時間があるから
手伝っているとのことでした。
よく聞くと、沖縄出身!(しかも同い年、隣街)
やがて朝が来ました。
朝食は大混雑。
避難されている方、付近の住民の方。。。
あとからあとから、人がやってきます。
一人当たり、水500ml、ごはん1パック、パン一つ。
昨日から食事ははじめて、とか
いろんな方がいらっしゃいます。
それからはゴミも山積みになるだろう、と
ゴミ袋をとりかえて回ったり、
到着物資を数えたり。
朝になって集まって来たボランティアさんと
ばたばた時間を過ごしていました。
もともと、『何かできないか』で出発した私。
短いながらも避難所にいたこともあるし、
ライフラインのない生活の中でのアイディアも、
どこかで、『今』、みんながあまり来れない
今こそ必要なものがあると思い、被災地をめざしました。
初動の数日間は、これで良かったと思います。
その都度、できることがあればやる。
自己満足になりそうだったら、帰ろうと。
でも、せめて物資が不足しているだろう今は、
モノだけでも届けに行こうと思いました。
この長岡市の朝、持って来た物資の一部を
避難されている方、役所に来られた方にお渡ししました。
そして、8時半。
近くのグラウンドにヘリが来て、
その物資をおろすお手伝いに行くと、
驚くべき光景がそこにはありました。
朝のニュースだかなんだか、
バケツリレーのように物資をおろす人の列に
近くまで迫って、カメラをまわす報道陣。
ヘリのプロペラ音と、砂ぼこり、疲労。
そんな中でがんばってる人を手伝うでもなく、
コートのポケットに手を入れて、あるいは
メモをとりながらこちらを見ている姿が
なんとも言えない、憤りを覚えたのです。
すべてがそうではなかったかもしれない。
でも、少なくとも私の近くにあった光景です。
そろそろ登録に行こう、と
さっきのボランティアさんに声をかけ、
無線で呼んでもらったタクシーに乗りました。
タクシーに乗って、ふっと気付くと
腕は青あざだらけ。
ダンボールやケースが当たって、
切り傷、擦り傷、青あざだらけ。
ふたりとも、です。
思わず顔を見合わせて笑ってしまいました。
『長岡市、総合福祉センターまで』
そう告げて乗ったタクシーは、
実は、総合福祉センターには行きませんでした。
そのお話は、またのちほど。(11/27記)