管理会社から敷金ネコババされそうになったが引越し屋も危なかった。


引越し屋を頼むのは人生で初めてだった。とりあえず複数の社から見積もりを取るのは必要なんだろうということで1社目は業界大手のS社にお願いした。営業が家に来て家財を確認する。今回頼むのは冷蔵庫、洗濯機、食器棚、オーブンレンジ、マットレス、衣装ケース数個ととダンボールをいくつか。自分で運べるものは車に入れて運ぶ計画だった。


営業が質問してくる。引越し業者を使うのは初めてですか? はい。


それで最初に提示された額は12万5千円 


思っていたよりだいぶ高い。


見積もりは我が社が最初ですか? はい。


と言ったらとても悔しそうにしていた。


見積もりは後の業者ほど有利なんだろう。


もっと安くしてくれと交渉を続け、だんだん下がってくる。7万円が5万円になり4万円になり首を縦に振らないでいるといくらならいいんですかと向こうも焦れてきた感じだ。


次の業者の見積もりを聞かないと決められませんよと言ったら、営業も困った感じに。


今申し込んでくれたらこの価格でと出してきた値段は29800円


最初に提示した12万5千円はなんだったんだよ。


まあこれ以上値下げさせるのは俺の力量では無理かなと思ったんで契約を申込んだ。


ダンボールをサービスだからとどっと置いて営業は帰って行った。


1時間くらいの交渉だった。


別の日にA社に見積もりを取ってもらった。


最初に提示された額は10万円くらいだった。


まったく話になりませんと言って4万円ほどになり他からも見積もりもらってますかと聞かれた。

 もう見積もりはもらってるのでそれ以下にしてくれないと契約できませんと言ったらその見積もりはいくらなんですか?と聞かれた。


そこは開示しませんけど2万円台じゃないと厳しいよと言ったら、どこかに電話をかけてこの値段でいけるか確認を始めた。


それで出てきたのは24800円だった。


5千円安くなったからまあいいかとA社と契約。


支払いは現地でバーコード決済でもクレカでもいいという。親切だな。S社は現金払いのみだったのに。


本当はもう1社ほど見積もりを取ればいいのだろうけど面倒だなと思ってA社に最終決定。


S社からもらったダンボールを営業所に持ち込んでキャンセルしてきた。


引っ越しは複数社からの見積もりが必須なんだなと思った。1社目の見積もりからハッタリかまして他で2万3千円で見積もりもらってると言ってもよかったかもな。でもこっちは相場がわからないからその手は使いづらかった。申込書見せてと言われたらアウトだけど正直者になる必要なんかないよ。相手は10万円近く吹っかけてくるような奴らだし。


奴らからすると他社から見積もり取らずに言い値で契約してくれる客は神だな。


A社の引っ越し作業は迅速丁寧で大変満足した。プロの技を見ました。こっちがヒーヒー言うほどの重いダンボールも軽々運ぶしすごい。


面倒な引っ越しなんてもう経験したくないわ。