地元に戻って2年くらい経った


お互い借金の返済も終わり

日本脱出計画に向けての貯金も少し出来始めた頃


それとなく私の母親に

旦那と一緒に海外に行きたいと伝えてみたところ


「結婚前の娘が男と海外に、しかも旅行じゃなく住みに行くなんて!」


と反対されてしまった(当然と言えば当然だけど)



バカで短絡的な考えしか出来なかった私は

周りの友達も次々と結婚していたから

じゃあ、結婚してから行けば良いんじゃないか!と思い至り


旦那もその意見に賛同してくれたから

勢いに任せて結婚してしまいました


せっかく海外生活の為に貯金していたけど

イロイロと新婚生活をするにあたっての生活用品などを買っていたら

貯金がほとんど底をついてしまい

渡航計画が1年延期になってしまった

という無計画っぷりでした



そんな理由で結婚生活が始まった訳ですが


住居は旦那のお父さん(義父)が所有していた貸家に

無料で住む事となりました



この時も、お金に関して決めておけば良かったと今になって思うけど

その当時は

同棲していた頃からの流れで

今まで同様、財布はお互い別管理


家賃は要らないので、光熱費や食費などの必要な生活費は

その当時、私の方が給料が多かったという事もあり

やはり私が全て支払っていました






そして、結婚して約1年後

旦那の貯金が100万円、私の貯金が50万円ほどになった頃


念願の海外生活をするべく日本を離れました


行き先は、旦那の幼馴染がいる某国


仕事をする訳でもなくダラダラとした毎日

楽しくて面白かったです



しかし150万円では、レンタカー代などを私のクレジットカード払いに

していても、そう長く生活できる訳もなく

半年ほどで資金も無くなりかけ


かと言って、言葉も満足に話せないのでは仕事も大したものがあるはずもなく

日本に帰国する事にしたのです




この頃から


「お前は、貯金も出来ないヤツだ!」

「結局、俺がお前の渡航費用も出したようなものだ!」




と、言われる様になりました


確かにお互い100万ずつ貯めようと約束していたのに

結婚の準備に使ってしまった為

私は半分の50万円しか貯金出来ていなかったけど


私のクレジットカード払いで、最終的には50万近く使ってたので

そんな事を言われる筋合いは無いのだけれど



自分のじゃない借金は無いのと同然の旦那だったので



俺は私の分の借金まで肩代わりして返済し

更にちゃんと目標の100万円を貯めたのに


私は借金も人に押し付けたくせに

貯金も満足に出来ないヤツだと思ったようです





生活費も私が出し、同棲中の借金の半分も返済し

2人で使う為の生活用品を買った為に

貯金が出来なかった事を全く考慮しない言葉




それでも、一緒にいるのが楽しかったし幸せだった

普段は優しいし


何より音楽や映画や本に対する価値観や趣味がかなり近くて

私の事を誰よりも理解してくれる人だと思っていたから・・・