付き合いが始まってから1年後に

高校を卒業した私は進学の為に上京する事となりました


そして、旦那もそれに合わせて仕事を辞めて

東京へ出て来ました


一緒に住む為にです



この時に、金銭に関する事を細かく取り決めておけば良かったのですが


私も若かったし、世間と言うものを知らな過ぎたし

親からの仕送りもあったので


財布はお互い別管理という感じに自然となっていました



それに旦那は根っからのヒモ体質というか

仕事・労働・会社と言うモノに馴染まないと言うか似合わないと言うか

そういう匂いのある人なので(その時はそれが好きだった)

世俗に塗れて、その匂いを消したくい!という風に思っていました



そんなこともあって、家賃や光熱費や食費などという

生活費全般は私の親からの仕送りと私のバイトで全て賄ってました


旦那も少しはバイトをしていましたが

そのバイト料は自分のお小遣いになっていました



その後、私は大学を中退し

親からの仕送りも無くなってしまったので

就職しましたが


それでも

私が生活費の全てを負担するというスタイルに変更はありませんでした



折りしも世間はバブル真っ最中の時代であり

家賃も高いし、何をするにもお金・お金・お金が最優先

節約なんて言葉は聞かれなく

バブルの恩恵なんて何一つ受けていないにもかかわらず

出て行くお金だけがバブル並み・・・


そんな生活を私1人の給料で払える訳もなく

仕方なく旦那も仕事を始めたけれど


それでも私の持ってるクレジットカード2枚は

枠一杯までキャッシングをし

それでも足りなくて消費者金融でも借金し

返済にも追われる様になり

旦那の名義でも消費者金融で借金する様になった頃に



このままではいけない!

俺はこんな仕事をして生活に追われる為に東京に来たんじゃない!

日本はダメだ!お金を貯めて海外に行くぞ!





という事でUターンして地元に帰る事になりました





その当時、2人で作った借金は100万ちょっとありましたが

そのほとんどが私名義で作ったものでした


しかし、2人で使ったお金だから(私はそう思っていました)

旦那が私名義の消費者金融での借金も払うと言ってくれたので

負担額は半分ずつ、という感じになりました



この時から始まった旦那の





『お前の借金も俺が払ってやったんだぞ!』





との言葉を、もっとしっかり意識して聞いていれば分かっていた筈なのに

何の気なしに聞いていた私は

それでも全く気付かなかったし、気にも留めていませんでした




要するに旦那は

自分名義の借金が大嫌いで

自分がそれを払うのが大嫌いなのです



借金をしたり返済するのが好きな人はいませんけど


旦那の場合は

自分も使ったお金であろうとも

彼女や妻の名義の借金は自分の借金ではないし

払うつもりも無いと言う事のようです


私は、それに気付くのが遅過ぎました