３人目の洗脳体験は・・・また
ちょっと種類が違います。
お金目的の詐欺とは
違って、完全に宗教です。
私の夫がそうでした。
その宗教とは、エホバの証人です。
夫はいわゆる、エホバの証人の
２世だったのです。
いつからなのかは
よくわかりませんが、
物心ついた、幼いころから
両親がエホバの証人で
週末には教会に行き、
聖書を学んだそうです。
なので、両親のしつけは厳しく
普通にテレビを見たり、
マンガとか読んだり
できなかったし、
お誕生日会やクリスマス会
などの行事も家族で
したことがなかったと
言っていました。
夫と出会った頃は、まだ
夫の両親も、夫自信も
エホバの証人の教えを
守って、宗教が生活の
一部として生きていました。
付き合い始めて、しばらく
してから、エホバの証人という
ことを聞かされましたが、
正直、「自分も入信するように
勧誘されるのかな・・・」と
不安に思ったのは確かです。
でも、私に対しては、特に
宗教的なことを強要することも
なく、ごくごく普通でしたし、
私がしたがれば、クリスマスや
お誕生日などのイベントや
お祭りなどにも一緒に参加
してくれました。
そして、フェイドアウトするかの
ように、夫はエホバの証人とは
離れていきました。
それは夫の家族も同様です。
私の前で「エホバの証人」だと
思うような言動は一切なく、
普通に、子供の誕生日や
クリスマスにはプレゼントを
送ってくれました。
はっきりと聞いてはいない
のですが、両親も今現在は
エホバの証人とは距離を
置いているのだと思います。
だって、観光地でお寺の
御朱印を集めてるくらい
ですもの・・・。
夫によれば、同じエホバの証人
でも、人それぞれで、狂信的な
人もいれば、そうではない人も
いるんだよ・・・ということでした。
もし、夫がエホバの証人の
中で伴侶を見つけて結婚して
いたら、今もその教えを守り
子供に厳しくしつけていたかも
しれません。
そういえば小学生の頃、
近所に１人、エホバの証人の
子がいました。
その子の両親は狂信的な
感じで・・・、一緒に遊んで
お菓子を分けてあげようとしても
「もらっちゃダメだから」と
かたくなに断っていました。
本当は欲しかっただろうに・・・。
一度、その子のお家に遊びに
行った時には、家に聖書を
教えに来ている人がいて
一緒に話を聞いたりもしました。
まだ幼い３歳くらいの妹も
いましたが、友達と妹のその日の
おやつはレモンを１つずつ
だったのが衝撃でした。
レモンなんて、どうやって食べるの？
その子とは仲良くしていたので
日曜日に遊ぶ約束をしたら
「その日は行かないといけない
ところがあるから・・・」と
一緒に行くことになり、
王国会館に同行しました。
あまり、中のことは記憶には
ありませんが、家に帰ると
王国会館に行ったことを
こっぴどく叱られたのは
ハッキリと覚えています。
そして、「危ない宗教だから」と
その子と、あまり遊ばないように
親に言われました。
いつも寂しそうに微笑んでいた
彼女がかわいそうでした。
エホバの証人という宗教は
今までの、いわゆる洗脳とは
少し違いますが、人によっては
排他的で選民思想の強い
宗教なので、洗脳状態も
多く見受けられると思います。
これが私の３番目の洗脳
との関わりでした。