我が家の飼い猫あきちゃん(あきお)が今年1月13日に亡くなりました。
9歳という若さでした。
あきちゃんの病気は腎不全です。
治療法はないそうです。
なので腎不全で亡くなる猫は多いそうですが、ほとんどが高齢の猫さんです。
あきちゃんは、飼い主である私に病気にさせられてしまいました。
9月に口臭が酷く、炎症もあったので抜歯の手術を受けました。
これからの猫生、口の中の痛みを無くしてあげたかったからです。
手術が終わって数日後に嘔吐しました。
術前2週間、抗生剤飲み続けていたり、手術のストレスで胃を痛めたかなと思いました。
我が家の猫達は嘔吐する事が多く、そんなに重要視しなかったのが私の罪です。
もう取り返しがつきません。
通院し、血液検査した時の数値ではいつ亡くなっても不思議でない数値との事で急性腎不全でした。
入院し数値がギリギリ生活出来るまで下がりました。
最初の入院
退院後の食事は療法食のみ、毎日の補液注射、とあきちゃんにとってストレスだらけの毎日でした。
食べられる療法食がなくて50種類くらいは試したけどダメで療法食は少し混ぜる程度で主に高齢猫用をなんとか食べてもらいました。
食べるのがどの子よりも大好きだったあきちゃんは以前のように食べられなくなりました。
食べたいごはんはなぜか保護子猫にあげていた子猫用。
お医者さんに良くないと言われていたので食べさせてあげられません。
あきちゃんの悲しい顔が忘れられません。
治療法はないので定期的に血液検査して現状維持に喜ぶだけで回復はしません。
通院ではいつも喉を鳴らしていた、可愛いあきちゃん。
12月には数値が高くなる時がありました。
新年のお祝いムードの中、あきちゃんはつらそうで嫌な予感がしました。
年明け直ぐに通院し、血液検査の結果が最悪でやっぱりいつ亡くなっても不思議でない数値にまで上がっていて、入院になりました。
2回目の入院
先生の所で出来る限りの処置をしてもらいました。
面会で先生に言われたのは、「この数値でごはんを食べ、歩いている猫は初めてです。」と。
あきちゃんは、私が腎臓を悪くしてしまったので腎臓以外は元気だったんです。
体に毒素が回っていても耐える力がありました。
先生も驚くくらいに頑張りました。
自分の家の方が落ち着くからと入院から通院に切り替えました。
ごはんが全く口に出来なくなり、痩せてきて、ずっと黙って耐えてきたあきちゃんが亡くなる2日前から鳴き出しました。
私には最後に苦情を言っているように聞こえました。
呼吸が辛くなりました、だけど、オシッコはおトイレまで歩いて済ませてくれました……ありがとう。
この翌日は休日でしたが毎日看てもらっていたので、約束した時間に病院に行き、診察台に乗り、先生と話している時に嘔吐し、そのまま、ゆっくりと心臓が止まってしまいました。
取り返しのつかない過ちでした。
私に出来る事は今後同じ過ちは絶対にしてはいけない。
大人猫は具合が悪くても我慢して静かな場所でじっとしているようです。
夫のベッドの下にあきちゃんが複数回嘔吐した痕跡がありました。
もっと注意深く気を付けてあげたら良かった。
そんな事は当たり前と思われる方がほとんどだと思いますが、同じような後悔をされる方がいないよう願います。
あきちゃん、赦してとは言えないけど、苦しめてごめんなさい