総合病院を退院して、

独居は厳しいので、

かかりつけのクリニックに転院した義父。


長年お世話になっている主治医に

看取りまでしてもらえるし、

看護師さんも親切で

なかなか居心地は良さそうだった。


義父が落ち着いた頃、

外出許可をもらって

久しぶりに自宅に連れて帰った。


近所に住む義弟夫婦も来て、

久しぶりにみんなで

お寿司をつまんでいたが、

義父は疲れたから、

とすぐ自室に下がった。


そして1時間も居ないうちに

病院に戻りたいというのだった。


入院前から

トイレが間に合わなくなり、

しびんやポータブルトイレを使用していたし、

入院してからは

完全にリハパン(リハビリパンツ=はくオムツ)のお世話になっていた。


やはり独居生活の限界は

トイレ事情によるところが大きいと

痛感した。(;´д`)


さて、病院に戻ったものの、

看護師さんたちから

早く施設を探した方が良い、と勧められた。


クリニックでも看取りはするけど、

入院中は何も刺激がないから

認知症になりやすいと。


施設に行けば、他の入居者さんと交流したり

レクリエーションや行事もある。


残りの人生、QOL(クオリティ オブ ライフ)を考えて、最適な環境を選びたいもの。


こうして、義父の思いと関係なく、

私たちの施設探しが始まった。


続く