車いすの移動の大変さって、正直、経験した人じゃないと分からないことが多いと思う。


ほんの数メートルでも、段差や物の位置ひとつで移動の大変さが変わる。

 

部屋の入口から目的の場所まで、床に置いたカバンをどかすだけで、移動が楽になる。


マットの端を直して、コードを壁際に寄せる。
それだけの“少しの配置換え”で、怖さが一段下がる。
 

実際にそう話してくれた方がいて、すごく印象に残っている。

 

外では、写真が一番わかりやすい。
「入口はここ」「トイレはここ」「混みそうならこっち」。
でも、日本はまだ少ない。(というかほとんどないかも)
 

地図よりも画像の方が早く伝わるのに、探しても意外と情報が見つからない。

もう少し、身体障がいのある方にもわかりやすい案内が増えたらいいのに。
1(ベビーカーを押す人だって、同じように助かるはず。)


支援する人の声のかけ方も、一言足すと全然違う。
「これから立ちますね」
「いったん止まりますね」
説明というより“実況”で伝えることで、ちゃんと受け取れる。

 

支える側も、合図が必要だと思う。
困った時にすぐ連絡できる相手、相手とのルール、終わったあとの短い“振り返り”。

内容も簡単でいい。
 

でもヘルパーさんはすごく丁寧に書いてくれる。

それは利用者の方により良い環境になってもらいという思いだと感じる。

 

完璧なバリアフリーって、たぶん日本にどこにもない。(本当はあってほしいけど)

だから、一言と少しの準備で、不安を小さくできる。

 

皆さんには、どんな一言や小さな工夫がありますか?
よかったらコメントで教えてください。

 

ご奉仕 ヘルパー 派遣センター