原発賠償の行方 東電への怒りの法的限界を淡々と教えてくれる | さるうさぎのブログ

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原発・放射能はもとより、環境に悪いものから子供たちを守るには・・・?!

http://book.asahi.com/reviews/column/2012012300002.html?ref=top


東京電力の社長とか前の社長とかエライ人にどうなってもらいたいか。まず給料を一切返上する。もちろんボーナスなどもらわない。そして自分の資産もすべて 差しだし、四畳半風呂無しのアパートに転居。原発事故の後始末を不眠不休で行い、ある朝アパートで冷たくなっていた。と、こうくれば皆さん気がすむんでは ないでしょうか。最近の、公務員叩きにもそれに近いものを感じるな。公務員が時給700円で定年まで働かないと生きていけないぐらいの激務なら皆さん満足 されるにちがいない。そりゃ言いすぎだ、って言われそうだけど、だから大阪ダブル選挙で橋下陣営が圧勝するわけで。
 原発賠償、と聞いて、私のよ うなものでも「東電はすべての資産を整理して賠償したらもう倒産というか廃業するしかないんじゃないのか」と思ったりするわけだが、しかし法律で見たらそ うはいきませんよ、と冷静に説いているのがこの本。法律による原則を淡々と述べている。しかしそのあまりの淡々ぶりが身もフタもない感じで、これを読んで 「法律というのはちゃんとしている」と思うか、「法律はまるで人を救わない」と思うか分かれるでしょう。何せ「東電に何兆円の賠償金払わせろ!」と熱く なってるところに、まず「そもそも東電は震災の被害者でもある」と言い、東電が原発事故の責任を持つかについて「法律上の根拠があまり解明され」ていない と畳みかける。そんな文章に、きっと「そんなことよりもまず被害者を救え!」と声を荒げる人がいることであろう。というか今はそっちのほうが多い。政府で すらそっちである。
 しかしこの本、言いづらいこともバンバン書いてあるなあ。交付金につられて原発設置を容認してた地元民の自己責任についてと か。「国からの巨額交付金をもらっている」のに、いざ事故となった時に「賠償を交付金もらってない土地の人と同じだけ請求できるのか」って話とか。ああ怖 ろしい。
やっぱり原発なんてものは早急にやめとくべきものだろう。