「福島の小中学校での被曝量推定 年0.3ミリシーベルト」
きっと数字になれていない人は、「そうなんだ」で終わってしまうのでしょうね。
しかも年間の基準が1ミリシーベルトだから、「なんだ、大丈夫なんじゃない」と思う方も多いでしょう。
でもさるうさぎは毎日のように「どこそこは何マイクロシーベルト」とか、まるでシーベルトファンのように、シーベルトやその友達?のベクレルをみればおっかけているので、あれ???と思ったわけです。
前も紹介した福島のセシウム濃度を示す地図を見ると、
このように、福島は赤やオレンジ、黄色や緑が多いです。これらの地域は37000ベクレル(=1キュリー)を超えているので、チェルノブイリ汚染地域と同じです。
だから福島の年間被ばく量の見積もりが「0.3」と年間基準以下なのは、違和感を感じました。
さらに記事を読んでみると
「学校で過ごすのは1日8時間、年200日として計算した」
とあります。
???つまり8時間/日×200日で計算した値?
もしかして文科省、学校以外の時間とか、内部被ばくとか考えず、ただ学校にいる時間の外部被ばくだけ考えているんでしょうか? そうなら、文科省のいう年間0.3ミリを達成するなら、そこで息もせず飲食せずに学校にいて、学校以外は福島以外のどこかで過ごさなければいけません。
片や、神奈川のタウンニュースによると、神奈川県山北町の学校での放射能測定結果では、「1時間当たり0・04~0・08マイクロシーベルト」で、「年間1ミリシーベルト」(1時間当たり0・19マイクロシーベルト)をいずれも下回った、としています。
これは計算があっています。内容もわかりやすく、筋がとおっています。
朝日新聞!記事書くときに意味わかって書いているのでしょうか? わかっているとしたら、なんでなんの批評も突っ込みも入れないんでしょう? 頭と良心を使って書いていますか? タウンニュースのほうが良心的ですよ。
読者に誤った安心感をあたえるためにわざとやっているようにしか思えません。
あと福島の線量が「毎時0.6マイクロシーベルトに下がった」と書いていますが、0.6マイクロ/時はすでに管理区域の数字です。
http://www.asahi.com/national/update/0708/TKY201107080617.htm l
福島の小中学校での被曝量推定 年0.3ミリシーベルト
文部科学省は8日、大気中の放射線量が比較的、高かった福島県内の小中学校など55施設で過ごした場合、年間に浴びる推定被曝(ひばく)量は平均約0.3ミリシーベルトと発表した。線量計を身につけている教師らの4月27日~7月3日の被曝量から推定した。文科省によると、学校で過ごすのは1日8時間、年200日として計算した。年間の推定被曝量は0.1~0.6ミリシーベルトで、平均値は0.3ミリシーベルトとの結果が出たという。
これらの55施設は、福島市や郡山市、相馬市などの小中学校や幼稚園、保育園、特別支援学校。当初の放射線量は毎時3.7マイクロシーベルト以上が検出
されていた。校庭の土の除去など対策後、地面から高さ50センチ~1メートルの線量は、6月23日時点で平均毎時0.6マイクロシーベルトに下がったとい
う。55施設のうち、54施設では現在も、屋外で過ごす時間が制限されている。文科省は「学校の目安」として年間1ミリシーベルト以下を目指すとしてい
る。(杉本崇)
http://www.townnews.co.jp/0608/2011/07/09/110727.html
山北町 学校、公園で放射線量測定 調査した15ヵ所は暫定基準値以下
2011年7月 9日号
山北町(湯川裕司町長)は6月30日、小・中学校グラウンド、保育園・幼稚園の園庭、公園、広場、公共施設など町内15ヵ所で空間放射線量を独自に調査した。
各所の測定結果は1時間当たり0・04~0・08マイクロシーベルトで、文部科学省が当面の対応として目指す学校における放射線量「年間1ミリシーベルト」(1時間当たり0・19マイクロシーベルト)をいずれも下回った。
調査は町生活環境課の職員が2人一組になり、町が購入した放射能測定器を用い、地上から1mの高さでガンマ線、X線の放射線量を測定。5回測りその平均 値を調べた。この調査結果は町ホームページに掲載されている。今後は、同じ箇所の地上5cmの高さでの空間放射線量も調べていく予定。
同町では6月議会の補正予算に放射能測定検査費を計上。すでに小、中、幼、保、公園の土壌やプールの水などを採取し、東海大学工学部原子工学科に検査を依頼している。小、中のプールの水に関する結果は一足先に発表されており、放射能は不検出だった。
町生活環境課では「県が公表している足柄上地区の簡易型測定器による放射線量の数値を参考にし、今後も必要に応じて測定していきたい」と話している。