NHKよ、本当に国民のことを思うなら、美辞麗句の安心報道はやめてください! | さるうさぎのブログ

さるうさぎのブログ

原発・放射能はもとより、環境に悪いものから子供たちを守るには・・・?!

とうとう「計画避難」という言葉が出た。やっと出たという感じで、「遅すぎ!」とは思うのだが、とりあえず動いているのはよしとしましょう。

でもその報道の仕方ががNHKと他でまるで違って、これまた怒りが心頭。まだ日本のメディアがいろんなみかたをできるようになったというだけでも進歩なのですけどね。先月は本当に民主主義国家かと思うくらい報道統制されていましたから。ほとんど北朝鮮と同じでしたね。外から見ると。

NHKの報道

“計画避難 政府責任で対応”

4月17日 12時32分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110417/t100153

「枝野官房長官は17日、福島県庁で佐藤知事と会談し、東京電力福島第一原子力発電所の事故による計画的避難区域の設定について、住民に対する補償や生活の支援などを政府が責任をもって対応する考えを伝え、理解を求めました。」

これ、どうみても上から目線ですね。ここでは割愛しましたが、なぜ「計画的避難」しなくてはいけないか、住民はどこへ行き、どうなるのかなどは記事の中で書かれていませんし、「理解を求める」って、枝野さん、、先に誤るべきでしょう、かくしてましたって。

だから下のような反応は当然です。

不信解消にはほど遠く…「計画避難」説明会

(2011年4月17日09時19分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110417-

 「東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡り、福山哲郎官房副長官らが計画的避難区域の対象となる福島県飯舘村と川俣町での住民説明会に出席したが、不信解消にはほど遠かった。

 福山氏は16日の飯舘村での説明会の冒頭、「原発事故の収束に向けて取り組んでいるし、(村民の)支援も一生懸命対応したい」と計画避難に理解を求めた。

 対象区域の設定を巡っては、避難先、方法、補償などの具体的内容が固まらないまま、枝野官房長官が11日の記者会見で発表。13日には、菅首相と 松本健一内閣官房参与との会談で、福島第一原発周辺の避難対象地域に関し、「当面住めないだろう」などとするやりとりがあったと報道され、地元の反発に拍 車をかけた。

 福山氏は仮設住宅の建設予定などの見通しについて「確定的な話ができず、申し訳ない」と述べるにとどまった。飯舘村では、住民から「発表の仕方が 村民を置き去りにしている。国の誠意が言葉に見られない」との不満が出た。川俣町でも「移動しても(避難対象が拡大になり)すぐまた移動とならないか」と 不信感のにじんだ声が上がった。」


これは「無計画避難」ですね。やっぱり避難先、方法、補償、何もかも具体的に決まっていない。

影で「ここには住めない」といって、表では「「責任をもって対応します」??こんな国の姿勢をだれが信じるって言うの?

永田町、みな放射能で頭やられてしまったのではないでしょうか?


以下、住民の感想を転載します。(毎日新聞、2011年4月17日)

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110



■双葉町住民

 役場ごと埼玉県加須市に避難した双葉町の住民たち。両親と妻の4人で旧騎西高校に避難している配電線工事業、舘林孝男さん(56)は放射線量の大 幅抑制までの期間について「自分では3カ月程度と思っていた。(6~9カ月は)長い」と憤る。福島県内で電気の復旧工事に携わることもできるが、高齢の両 親を避難所に置いて行けない。「とにかく早く双葉に帰って働きたい。9カ月を目標にするのではなく、一日でも早く収束させてほしい」と訴えた。

 父親と同校に避難した養蜂業、小川貴永(たかひさ)さん(40)は「暫定的な発表に過ぎないのでは」と疑う。知りたいのは帰れるめどだ。「人間が住めるまでどのくらいかかるのか、1次産業は復活できるのか。それを教えてほしい」と語気を強めた。

 井戸川克隆・双葉町長は「町民のことを考えると、明確に安全な数値が確認されるまで帰宅できないと考える。さらにしっかりした作業をされることを望む」とコメントした。

■郡山市

 福島県内最多の約1700人が避難する郡山市の多目的ホール「ビッグパレットふくしま」。避難指示が出ている半径20キロ圏内の富岡町や屋内退避 が指示されている20~30キロ圏内の川内村の住民が中心だ。富岡町の斉藤義男さん(76)は「避難は一時的と思っていたが、そんなにかかるのか」と落胆 の様子を見せたが、すぐ思い直したように「収束時期がはっきりすれば先の見通しも立つ。(見通しが)ないよりいい」と付け加えた。夫が原発関連の会社に勤 めている富岡町の女性(52)は「政府や東電からいろんな発表があるが、言うことがころころ変わるように見える。今日の発表も信用できるのか」と手厳し い。

■飯舘村

 全域が計画的避難区域になる飯舘村。菅野典雄村長は村役場のテレビで会見を見守った。「初めて先が見えたことは歓迎したい。だが、これで安心できるものではない」と感想を述べた。

 事故は、村の基幹である農業、畜産業に大打撃を与えた。放射性物質の漏えいが抑えられたとしても、再建はその先だ。

 「土壌の(除染などの)問題などはもっと日数がかかる。私たちにとっては、土地や牛も命の一つだ」とため息をついた。

■川俣町

 一部が計画的避難区域になる川俣町の主婦、高木栄子さん(66)は「本当に6~9カ月で収まるとは信じられない」と疑問視した。事故後の生活上の悩みも訴える。「窓も開けられず、思うように外出もできない。ちょっとした家族の言動にもきつく当たるようになってしまった」


情報もろくにあたえず、不安な思いをさせ、自宅待機といって閉じ込め、さらにどこへどのくらい住むのかわからないのに、「移動してください」、って、人をものか何かだと思っていませんか?

どんなにむごい事実でも、きちんと伝えて、ひとりひとりが自主的に判断できるように、なぜうながさないのでしょう。国民が自分の頭で判断できないバカだと思っていませんか?