日本が侵略し植民地化し、強制連行などによって朝鮮から連れてこられて働かさせられ、過酷な労働を強いられるなかで亡くなり、殺されもした朝鮮の人々のことを忘れないため、加害の歴史を記憶し、繰り返さないために、そして平和と友好のために市民の手で建てられたこの碑が、明日から見られなくなる。

  #群馬の森朝鮮人追悼碑撤去反対 碑は広い公園の中に静かにたち、20年近く歴史を伝え続けてきた。

安倍政権発足後に右翼の嫌がらせが激しくなり、行政は攻撃に屈した。(Colaboのバスカフェが歌舞伎町から追い出されたこととも重なる) 明日から公園が封鎖され、この碑が撤去される。 

碑の撤去に抗議する市民の集会が始まる1時間以上前から、警察が碑の近くに100人以上の体制で(最終的には200人くらいはいたのかな)離れたところや小さい丘の上に潜んでいた。集会が始まる40分ほど前にはその警察がぞろぞろと出てきて、なぜか碑を訪れる人々を囲い、公園を自由に行き来できないように碑の周辺を封鎖していた。 そのあと右翼がやってきてヘイトスピーチや「お前の母ちゃんでーべーそー!」などと叫んでいた。 市民の集会は静かに、怒りと悲しみの中で行われた。追悼碑の右側にある塔から石碑の方向がのぞけるようになっていて、それは朝鮮の方向を示している。 朝鮮の方々が祖国で聴いていたであろうプンムルノリの演奏に、涙が出る。この碑の撤去は加害の歴史をなかったことにしたい権力者たちや歴史修正主義者を勢いづかせるだろう。 世界的にも認識され、日本政府もかつて認めていた歴史的事実である強制連行や強制労働、女性の性奴隷化、慰安婦にされた女性たちがいたことと共に、群馬の森にこの碑があったこと、碑を作り、守ろうとした人たちがいたことも覚え、皆さんとともに負の歴史を繰り返さないために行動を積み重ねていきたいです。