クラシコ | 『俺達なりの南米突撃記』 ~西から昇ったお日さまが♪~

クラシコ

週末はクラシコを見に行く事にしました。クラシコと言っても、バルサ対レアルではなく、ペルーリーグの伝統の一戦。

Alianza Lima対Universitario de deportes(通称La U ラウー)。両方リマのチーム。

5時半から試合という情報をしいれたので、金曜日の午後に早速近くのsupermercadoのチケット屋Tu Entradaへ。

人が多いのか要領が悪いのかは分からんが、既にすごい列。30分くらい並んでようやく1番高い席を購入。90ソルでした。3000円弱。

この試合はEstadio Nacionalで開催されるのだが、このスタジアムはゴール裏が南北にあり、メインとバックのスタンドが東西にあり、西がOccidente、東がOrientalと呼ばれているらしい。普通東西はesteとoesteって呼ぶんだけど、なぜ違うのだろう?東洋、西洋ってニュアンスなのかも。
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当日、メトロで会場に向かう。時計も腕のアクセサリーも持たず、最小限のお金を手にして。万が一のために、靴の中敷にも50ソル隠しておいた。

会場の駅で降りると、俺は愕然。目がいってるサポーターがメチャ沢山いて、立ってるだけで身の危険感じる。

そして、暴れてるサポーターに対して、馬に乗った警官が容赦なくムチでしばきまくってる。日本なら完全あうと。

その道を通ると俺までしばかれるので、スタジアムの周りをぐるっと回って逆の入り口に向かった。けど、その道がまた怖い。さびれている上に、怖いダフ屋が多いし、俺は日本人でメチャ目立つのでジロジロ見られる。一人やし。

なんとか別入口に到着、しかし、ベルトは危ないからすてろと!止む無くアバクロのベルトにアディオスしました。

こっちは警官が身を守るために馬に乗ってるので、スタジアムの周りは馬糞だらけで臭い。もうかんべんしてくれ。

ペルーのEstadio Nacionalは45000人収容らしく、最近改築もされ、メチャ綺麗。この日は超満員。シートとか関係なくペルー人は階段に座りまくってる。

こっちではサポーターのことをインチャと呼ぶが、こいつらヤバイ。試合中に爆発物バンバンならして喜んでるし、声のボリュームヤバイ。Jリーグとは比較にならん。甲子園とも比較にならん。耳が痛くなるくらい。

途中でインチャが興奮しすぎて雪崩のように崩れたり。絶対誰か骨折してる。

惜しいシュートが飛んだ時は、全体が
「ウゥー」ってどよめくのだが、これはもはや鳥肌もの。

以下さらにおかしい事を挙げます。

・あれだけボディチェックあったのに、ライター持ち込んで客席で堂々とタバコ吸ってるヤツ。

・応援したチームが得点した瞬間、俺の横20cmでディープキス始めるカップル。

結局試合はアリアンサが、ペルーのイブラヒモビッチって呼ばれてるヤツのゴールで勝利。

帰り道。隣に座ったおじさんに、メトロは危な過ぎるから近づいたらダメ、逆からタクシーで帰れと言われ、その通りやったら無事かえれた。

(おじさんに来る時はメトロから来たというと、良く無事に辿りたいたな、死にたいのか?といわれた。マジ先に言ってくれよ!)

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