サマーシーズンの映画の発売ラッシュが、年末年始にみられ、良作「パシフィック・リム」についでパッケージ化に興味のあった「貞子3D2」の発売が決まった。
貞子3D2のアプリが深夜アップデートし、告知がきた。
劇場でスマ4Dを観賞したとき、スマホアプリを使った新しい試みはなかなか楽しかった。
内容について、過去作からもう一度おさらいしておこうと思う。
「リング」シリーズの原作は鈴木光司氏で、現在このシリーズは
「リング」「らせん」「ループ」「バースデイ」「エス」(角川文庫)「タイド」(角川書店)と刊行されている。「リング」から「ループ」までを1期、「バースデイ」を1期の番外編、「エス」「タイド」を2期と切り離して考えるのがいいだろう。
1期はキーアイテムがあり、リング=呪いのビデオ、らせん=リングウイルス、ループ=転移性ヒトガンウイルス。
「バースデイ」~「タイド」に至っては1期の補完的な内容であり「エス」にて呪いの動画というアイテムがでてくるが、映画とは異なる扱いである。
映画版ではさまざまな原作無視が行われ、物語としての整合性がとれなくなっている。
「リング」
主人公浅川の性別、高山との関係が改変。
貞子の設定まで改変。
テレビの2時間ドラマスペシャルでは原作通りだったので残念。
ただ、演出的にはラストをはじめとする見所があるのでこれはコレでありか…と納得できる。
「らせん」(リングと同時上映)
リングの設定を継続している。
展開が唐突である。
観客の期待していた内容ではなく、リングとは作風が異なる。
「リング2」
観客の望むであろう続編として制作された。この作品が作れたからか、ストーリーが壮大な「ループ」は未だ映像化されていない。
「リング0 バースデイ」
スターウォーズにエピソード1があるなら貞子にもあると言わんばかりにリングや中編集「バースデイ」から山村貞子が、いかにして呪いのビデオを生み出すほどの恨みを抱いたのかというところを映像化。
ブラック貞子と穢れなき貞子の分裂はありえないと…
ドラマスペシャルは原作ママだが、エロチックなシーンがあるので地上波では再放送は難しいか~
連続ドラマは見ていないのでわかりません。
そして近年になり「貞子3D」が制作された。
「貞子シリーズ」はなんというか設定の一部を借りたアトラクションムービーでホラーなの?80年代のグーニーズのノリでみるような作品。
決して夜中にトイレに行けなくなるようなものではない。
手が出てきて音で脅かすような感じ。
でも、ヒマな時などダラダラながら見するにはいいか、的な作品。
アマゾンで限定版が売れ残っているのも納得できる。
広告展開も理解できない。貞子の日常をアップしたり、始球式に出たり…
今になってみると「らせん」の酷評が理不尽に思える。
「リング」ほど見せ場もなく地味な展開、前作でついたはずの決着を覆して予想だにしない強引な結末と、何だコレ? と思えるがストーリーラインは原作ママ。
劇場版は女優はいいのが救いか。