君の為に一人暮らしを始めて

君の為に新築の綺麗な部屋を借りて

君の為に少し大きめのベッドを買って

君の為に要らないソファ買って

君の為に愛車を売り払って


君は帰ってこなくて


君はお金持ちの経営者と一緒になって

俺なんかじゃ手がとどなくて


でも寂しくなると自分を想い出してくれる


仕事中に電話があった

声を聞きたいと


ずっと夜の仕事をしていたから

昼間働いてると想わなかったのだろう


トイレに駆け込んで一応電話に出て

仕事しているごめんねと告げて電話を切った


君から電話をするなんて珍しい

寂しがるのは何時も自分だったから


一年ぶり以上にぶりに声を聞いた

メールやチャットだとそっけないのに

電話だととても愛らしい声で

切るのが忍びなかった

仕事を投げ出して話して居たかった


君に手が届かなくて

君が他の人を愛していても


僕には君しかいなくて

僕は君を愛している