人間を拒絶するかの様な砂漠から一転緑溢れる森へと来た。

砂漠の荒野を走るのもたまらなく好きだ。

周囲に視界を妨げる物は皆無。

信号に止められる事も無い。

一直線の道をひた走る…

自分を邪魔する物は一切無い。

本当に開放感、いや、解放感溢れる。

北米の大地に、人々に感謝。

こういう広い場所がたまらなく好きだ。

雑音が一切無い。

聞こえてくるのは風を切る音のみ。

生まれ故郷ではあらゆる種類の雑音に、常に絶え間なく晒されている。

知らず知らずの間に身体に、精神に負担をかけてしまっている。

物凄いストレスであろう。

いや、ストレスなのだ。

常に緊張感を持っていて気が張ってしまっている。

だから、「自分は」ダイナミックな自然溢れる場所でのリセットが必要なのだ。

本当の意味でのリセット。

気休めで無く、本当のリセットをする。

細胞単位で全てを、身体と精神の全てを完全に入れ替える、いや…

ここにくれば自然と細胞が化学反応を起こし改めて意識しなくても勝手に入れ替わっている。

鉄馬に跨り、心身にこびりついてしまったあらゆる垢を風に浄化して貰う。

北米の風に身を委ねる…

自然に全てをさらけ出し癒して貰う…

自然には与えられてばかりだ。

人間は自然を破壊し尽くしてるのにも関わらず。

にも関わらず、甘えてくる人間に対しても惜しみなく癒しを与えてくれる…

しかも無償で、だ。

頭が下がる…

文字通り母なる地球…

ここでは本当の自分を出せる。

自分を再確認出来る。

自分の感性の再確認、再調整。

チューニングしに来てると言ってもおかしくない。

人間は自分で思い込んでる程強くない。

知らず知らずの内に狂い始める。

自分を見失う。

そして「外に」何かを求め始める。

そして完全に道を逸れて行く。

どんどん違う化け物の様な人間になって行く。

本来の自分に戻す作業。

とても大事だと思う。

両親に大切に大切に一生懸命に育てられて来て…

世界に一人しか居ない自分。

自分を大切にしたい。

まずは自分を大切に、そして好きに。

そしたら次は隣の人を大切に。

両親やご先祖様を大事に「想う」。

出来たら親孝行を。

恋人はことの他大切に。

何億人といる地球上で出逢えた恋人。

赤の他人同士がくっ付いたこの奇跡。

そして新しい生命が産まれる。

この繰り返し。

話しが逸れたが…

鉄馬と一緒に荒野を走りながらこんな事まで考えてしまう。

しかし人間の原点なのかなぁ…

思い遣り。

生まれ故郷では日々に悩殺されてしまっている…

余裕が無くなってしまっている。

これは非常に怖い。

スピードスピード!効率良く!ありとあらゆる物、事柄が物凄いスピードで流れて行く。

全てが効率良く、いかに多くの金を生み出すか?になっている様に感じる。

「自分に限って言うと」それに対してとても違和感を感じる。

だからこそリセット出来る場所があると助かる。

魂に潤いを。

思わず泣いてしまう様な景色を見たり…

五感を磨く様な体験を沢山したい。

人間には感性と言う物があるのだから。

機械では無い。

思い切り生き抜く。

自分を発露させながら精一杯に…

「活きる。」

話しがかなり逸れてしまったが(笑)

次回はヨセミテから5号線へと出る。

お楽しみに!Harley Davidson 北米大陸一人旅  シャスタ&セドナ編-画像-0008.jpg