セドナで、出会った綺麗な女性。

背も高く、凄い小さい顔で笑顔が本当に素敵な女性だ。

綺麗でもある。

その後もセドナに何度も訪れたのは、彼女に会いに行っていた為だ。

パワースポットとは知らなかった。

彼女とも沢山沢山文通を重ねた。

セドナで彼女の馬にも乗せてくれたりした。

穴場の美味しいサンドウィッチ屋で一緒にランチをしたり買い物をしたり。

セドナのグッズを手紙と共に送ってきてくれたりもした。

郵便受けを見るのが凄く楽しみだった。

東洋から来た見知らぬ若者を嫌がらずに背中へ乗せてくれた馬…

残念ながら、もうこの世には居ない。

写真をいつも持ち歩いている。

部屋にも飾ってある。

自分の鉄馬(harley)に彼の名前を密かにつけてある。

誰にも言った事はない。

鉄馬に跨るといつも語りかけている。

彼女との文通でやり取りした手紙は全て保存してある。

返事も辞書を片手に一生懸命書いた。

沢山のお互いの写真も交換した。

馬の写真も沢山貰った。

ある時は、彼女の歌が入ったカセットテープも貰った!

凄く嬉しかった!

セドナでは沢山の素敵な思い出がある。

セドナ ジープ ツアーも行った!

面白かった!

いかにもアメリカらしいツアーで、セドナの奥地の岩をガンガン走ると言う物!

彼女とも沢山遊んでいたある日、彼女は仕事なので一人で観光スポットを廻っていた。

一人なので、自身の姿の写真が撮れない。

と、あるグループに頼んだ。

何故かその後一緒に行動する様になり(笑)皆で一通り観光した。

で、有難う!と別れようとすると、彼らは俺たちについて来いと言う。

俺らのキャンピング カーを見せる!と言う。

現地へ着くと、車の中から、沢山のbeerとスナックが山の様に出てきた(笑)

めちゃくちゃアメリカンだ(笑)

彼らとも沢山の話しをした。

次の日の予定を聞かれたので、決まって無いと言うと、「ジュローム」と言う、

セドナから少し離れた街へ観光しに行くから一緒に行こうと誘われた。

車に同乗して、ジュロームへ行きBARで酒を飲み、70年代の街並みの様な街を散策しまくった。

夕方になり、夕食へ行こうと言う話しになった。

セドナに友達が住んでいるから、そこへ一緒に行こうと何ともまぁ超フレンドリーなグループであった。

因みに奥様方も居た。

セドナの街からどんどん離れて行くと荒野にポツンと住んでいると言う友達を紹介された。

東洋人がいきなり来たのにもかかわらず、気持ち良く受け入れてくれた。

アメリカンはなんてフレンドリーなんだろう?

みんな本当に良くしてくれる……

ますますアメリカが好きになってしまった!

外に子馬が二頭いたので一緒に遊んだ!

彼等もフレンドリーだ!(笑)

凄く可愛い!

そうこうする内に夕食が出来たと呼ばれた。

こ、これは笑うしか無い……(⌒-⌒; )

ばかでかいステーキがそこにはあった……

しかし美味しい!!

美味しいか?と声を掛けてくれる。

もちろん!!と答える。

パクパク食べてしまった。

その後は………

皆でひろーいひろーい庭に出て、夜空を見上げていた。

沢山の流れ星……

これでもか!!と言う位の満天過ぎる星々……

モニュメントバレーも凄かったがセドナも負けてない。

それ以来西部の夜空にすっかりはまってしまった。

毎日は飽きるだろうが、それでも、こんな夜空を毎日見れるなんて羨ましい限りだ……

夜も遅くなったので残念だが解散する事にした。

明日も会おうと言われた。

キャンピング カーへ来いと言う。

翌朝行くと、出てくる出てくる……車の中から沢山の銃(笑)

ハンドガンからショットガンからスナイパーの使う銃みたいな物まで……

しかも全て撃たせてくれると言う。

この時に撃った銃の薬莢、全て保管してある。

ご丁寧に銃の名前まで書いてくれた(笑)

これは絶対に人に向けられないと思った。

中には本当に小さい銃なのにもの凄い反動で、もの凄い爆音の銃もあった。

自分は決して小さく無い身体……

それでも吹き飛ばされそうになった。

でも快感だった…

気持ち良かった。

彼等は今日、次の目的地へと向かう。

お互いに連絡先を交換して別れる事にした。

彼等はノースダコタから来ていたのだった!

遠い!

又一人となった僕は例の彼女のいるセドナの街へと帰る事にした。

それらの報告も含め、沢山の話しをした。

自分も段々帰らなければならない日が近付いてきている……

時間は確実に進む。

無情に進む。

本当に本当に本当に本当に帰りたく無い。

余りにも残酷な仕打ち……

容赦無く進む時間……

ならばいっその事……と一瞬だけ思った事も、正直ある。

又の再会を約束して帰る。

来た道を戻る切なさ……

本当に切ない、悲しい……

又文通のみの会話だけになってしまう……

でも今回、新たな友達も出来たし悲しんでばかりもいられない。

ラスベガスでは母と父がセドナでの報告を待っているし。

それにまだラスベガスで遊べる!

自分を一生懸命励ました。

帰りの93号線は涙の道でもある。

でも……どの道でも、何歳になっても、面の皮がぶ厚くなっても旅の終盤はいつもこうだ……

俺、終わりに向かって走ってるじゃん……

そう考えると涙が止まらなくなる。

始まると終わる。

終わると始まる。

その繰り返し。

又旅に出たい。

命の洗濯をしたい。

北米大陸の事を考えると元気が湧いてくる。

セドナの女性の話しに戻ると……

今彼女はセドナにいない。

アーカンソー州にいる。

一度鉄馬で訪れた。

ラスベガスから行った。

久しぶりの再会で嬉しかった。

僕は旅で必ずと言ってもいい程、出会いをしている。

神様からの素敵なギフトだ。

大切に大切に。

セドナでの淡い思い出……

後年、パワースポットと知ってから一度行った。

街並みが綺麗になっているのに驚いた。

店もどんどん変わっている。

でも変わらない店もあって懐かしく思ったりもした。

あれから十何年と時は経った。

僕もすっかり歳をとった。

あれから時は経ち、今は最愛の人が隣にいてくれている。

今回も最高の出会いを運んで来てくれた北米からの風……

今度一緒に行こうか。


つづく