……さてさて……

こうして、初めての北米旅行を大、大成功に終わらせた清青年……

極東にある、生まれ故郷へと向かう飛行機の中……彼から吐き出されるのは……

溜息と……たまに出るおなら……

あっという間だった。

最高の旅だった。

旅って面白い!!

絶対に又行く……いや、戻る!!と心に決めた。

……ふと機内で上映中の映画を観ると「フォレストガンプ」。

しばらく観ていると…モニュメントバレーが出てきた!!

一瞬もの凄いテンションが上がり、隣のアメリカンに「俺、ここに行って来たんだ!!」

と、いきなり話しかけてしまった。

映画が終わると……

僕もスイッチ オフ状態……溜息星人、おなら星人に逆戻り……

どんどんどんどん極東の飛行場へと、順調過ぎる位に進んで行く飛行機……

はぁ~……

でもこれは行く度におんなじ気分になる。

どんなに歳を重ねても慣れる事は無いんだろうなぁ……

最近は飛行機の中で泣いてしまうし……

少し前は、空港のカウンターで泣いてしまった。

カウンターの女性スタッフがHARLEY乗りで彼女は僕に、自身のバイクの写真を沢山見せてくれた。

そんな中、一生懸命こらえていた涙が思わず溢れてきてしまって……

彼女は、「大丈夫?……わかった。帰りたく無いのね?…凄くわかるわ…」

彼女は凄く優しくしてくれた。

…飛行機の話しに戻ると…

あと少しで着くとのアナウンスが流れた。

隣のアメリカンは僕とは逆の気分であろう…

心ここに在らずで我が家へと帰って来た…

数日後、土産を渡す為に、例の友達に会いに行った。

何日か振りに会った奴の首にぶら下がっているシルヴァーのネックレス。(又買ったのかよ……)

相変わらず浪費している(笑)

奴 「どうよ?かっこいいべ?」

自分「…あぁ、かっこいいよ(;^_^A」

奴 「アメリカはどうだったよ?」

……沢山のアメリカンにお世話になった事、馬に乗った話、大自然に圧倒された話…

奴には素敵な想い出となった、アメリカでの尽きない話しを聞かせた。

そして、次は何処へ行こうかなぁ…と、ガイドブックをパラパラめくる清青年。

彼の目に入ってきた、本の端っこに小さく書いてある「緑のモニュメントバレー・セドナ」

ん?緑のモニュメントバレー!?

すっかりモニュメントバレーが好きになっていた清青年。

凄く惹かれた。

セドナかぁ……写真も載って無いし、どんな所だろう…

ふむふむ、ラスベガスから遠くないぞ…

よし!次はここだ!!

こうして次の訪問地が決まった清青年!

資料も何も無いが、とりあえず現地へと向かうのが、清流。

地図さえありゃあ何とかなる。

さぁ貯金だ!!

あ…一応友達にも行くかどうか聞いてみるか…

自分「俺、アメリカに又行くけど行くかぁ~?」

奴 「おっ!いいね~!!」

自分「じゃあ貯金しようぜ~!」

奴 「…(ファッション雑誌をめくりながら)
お!この服かっこよくねぇ?おっ!このシルヴァー買おうかなっ!!」

自分「…(^_^;)…ダメだよ、貯金しようぜ!」

奴 「…おぉ~!こんな女と付き合いてぇ~!!」

自分「…」

奴 「おぉ!このブーツ!あぁHARLEY乗りてぇなぁ!免許取りに行くべ~よ!」

自分「…あの…アメリカ行きは…」

奴 「よし!飲み行くべ~!!」

……飽くまでも自分の気の向くままに、周りのペースに一切合わせない、でも憎めない奴…

ま、そうだな…渋々だけど…無事に帰国した訳だからな…

beerでも飲み行くかっ!!

barでもアメリカの話しで盛り上がる!!!

(まぁ…生まれ故郷にはこんな仲間もいるし……アメリカから帰って来るのが本当に嫌だったけど…)

自分「いやぁ!最高だっ!アメリカ最高っ!」

奴 「……あ…俺、金ねぇよ。」

自分「………」

つづく……