前回に引き続き、私がやっとの思いで実家に帰れた時の話。

必死で仕事を片付けて、実家に帰れた日。

それは4月1日にもなっていました。

その日は朝早くから、飼い猫シプとメグをキャリーカーに乗せ、羽田空港に向かった。東京は、まだ厚手のコートに身を包んでいる人ばかりだというのに、私は一人汗ばんでいました。

二匹同時に連れて行くのは初めてだったから大変で!


やっと空港に着き、飛行機に乗ってる間、またいくつもの不安が頭をよぎる。

でも殆どは、おばあちゃん、目開けてくれるかな・・・ってことばかり考えていたな。

おばあちゃんは、当時、昏睡状態のまま2週間が経過しており、大変危険な状態だったから、縁起でもないけど、まずはとにかく生きてる間に会うのが第一の望みでした。

昏睡状態であろうが、生きてるおばあちゃんにもう一目でも良いから会いたい・・・。それだけ。切実な願い。

それから、行きの飛行機では初めて飛行機に乗せるメグがすごく心配でした。まだ生後4ヶ月の子猫だから、具合悪くしないかなぁって心配しながら乗ってたなぁ。

無事に着き、メグも意外にぴんぴんしていてホッとした。

母と二人で、おばあちゃんの病室へ行った時、半年前に最後に会った時の面影はどこにもなく、いろんなチューブが身体に付けられ、呼吸するのさえ苦しそうにしていた。

昏睡状態だったけど、耳元でたくさん名前を呼んで、何とか目を開けてって祈っていた。


私が滞在していた10日間の間に何度かおばあちゃんに会いに行ったけど、おばあちゃんは目を覚まさなかった。
私は東京に戻る日の前日、またおばあちゃんに会いに行った。

私が今度実家に帰るのは秋になるだろうから、ひょっとしたら、今この病室で会ってるのが最後になるかもしれない・・。そう思うと、なかなか病室を去れなかった。

本当に本当にこんなに辛いこと、そうそうないだろうと思う。

私は4月10日に東京に戻り、翌日からまた慌ただしく仕事に打ち込み、不安を掻き消すようによく働いた。

そして4月14日18時5時におばあちゃんは亡くなりました。