J○Aは盛んに公正競馬を謳ってはいるが、それはあくまで建前上のもの。
昨今、騎手がレース中に馬を止めたり、レース前に競走除外になるケースが目立つが、その裏にはある事情が隠されている。
ある元騎手は言う。「レース前に馬体検査を行い除外になった馬や、レース中に骨折や腱の断裂の故障ではないのに、騎手が馬を止めて競走中止したケースの多くは、馬の脚が元々かなり悪く、そのままスタートを切ったり、レースを続ければ、脚がポッキリいってしまう確率がかなり高いからだよ。この場合、レースに出す方は、ほとんどの場合が確信犯。レース中にうまいこと故障でもしてくれれば、見舞金が出るからね。これを指示するのは誰かと言えば、金に強欲な馬主。賞金を稼げないなら、見舞金で少しでも回収する。これが強欲馬主の考え方なんだよ。けど、乗り役の立場からすれば、それはとんでもない話だよね。馬が故障すれば、人馬転(人馬もろとも転倒すること)をするかもしれないし、運良く転倒を免れても、バランスを崩して落馬するかもしれない。そうなると、騎手自身の命も危険にさらされることになる。強欲馬主の手にかかれば、人馬ともに命がけなんだよ」と。
そしてさらに続ける。「レース中、馬がパンクするかもしれないと知らせてくれる調教師や厩務員もいるけど、そ知らぬ顔をしている関係者もいるよ。知らせてくれれば、なるべく無理しないで回ってくるなど対策も取れるけどね。でも知らずに乗って、痛い目にあったり、怖い思いをしている騎手もかなりの数になる。だから、パドックや返し馬で少しでも歩様が悪いと感じると、レース前に馬体検査を申し出たり、レース中、少しでも危険を感じたら、馬を止めたりする騎手が最近多くなってきたんだ。自分の身は自分で守らないと誰も守ってくれないからね」。
こうなると、公正競馬などあったものではない。見舞金狙いでパンクしそうな馬をレースに使っているとは知らない一般ファンは、そのような危険な馬へ賭け金を投じているのだから。もちろん主催者側の責任として、出走前診断で出走させても大丈夫とみなされた馬だけを出走させている。出走させる側も、脚元に問題のあるような馬は、バンテージを巻いて脚の腫れをごまかすなど、ストップがかからないように工夫もしているが、そのような実態を見逃しているのでは?と疑いたくなるケースも多々あるのだ。
「J○Aは、社○などの大手の馬主を優遇しているのは確かだけど、実際、不況により、個人馬主が激減しているという厳しい現実もある。強欲な馬主でも何でも、今は馬主をやれる人をつなぎとめておく必要があるから、見舞い金狙いである馬主の行動に目をつぶらざるを得ない場合もあるんだろうね。それに抵抗する手段として、騎手も歩様が悪いことを訴えて馬体検査をしてもらって競走除外にしてもらったり、何もせず回ってきたり、馬を止めたりすることが増加しているんだと思うよ。ファンとしては、全く迷惑な話なんだけどね」と裏事情に詳しい某競馬ジャーナリスト。
昨今、騎手がレース中に馬を止めたり、レース前に競走除外になるケースが目立つが、その裏にはある事情が隠されている。
ある元騎手は言う。「レース前に馬体検査を行い除外になった馬や、レース中に骨折や腱の断裂の故障ではないのに、騎手が馬を止めて競走中止したケースの多くは、馬の脚が元々かなり悪く、そのままスタートを切ったり、レースを続ければ、脚がポッキリいってしまう確率がかなり高いからだよ。この場合、レースに出す方は、ほとんどの場合が確信犯。レース中にうまいこと故障でもしてくれれば、見舞金が出るからね。これを指示するのは誰かと言えば、金に強欲な馬主。賞金を稼げないなら、見舞金で少しでも回収する。これが強欲馬主の考え方なんだよ。けど、乗り役の立場からすれば、それはとんでもない話だよね。馬が故障すれば、人馬転(人馬もろとも転倒すること)をするかもしれないし、運良く転倒を免れても、バランスを崩して落馬するかもしれない。そうなると、騎手自身の命も危険にさらされることになる。強欲馬主の手にかかれば、人馬ともに命がけなんだよ」と。
そしてさらに続ける。「レース中、馬がパンクするかもしれないと知らせてくれる調教師や厩務員もいるけど、そ知らぬ顔をしている関係者もいるよ。知らせてくれれば、なるべく無理しないで回ってくるなど対策も取れるけどね。でも知らずに乗って、痛い目にあったり、怖い思いをしている騎手もかなりの数になる。だから、パドックや返し馬で少しでも歩様が悪いと感じると、レース前に馬体検査を申し出たり、レース中、少しでも危険を感じたら、馬を止めたりする騎手が最近多くなってきたんだ。自分の身は自分で守らないと誰も守ってくれないからね」。
こうなると、公正競馬などあったものではない。見舞金狙いでパンクしそうな馬をレースに使っているとは知らない一般ファンは、そのような危険な馬へ賭け金を投じているのだから。もちろん主催者側の責任として、出走前診断で出走させても大丈夫とみなされた馬だけを出走させている。出走させる側も、脚元に問題のあるような馬は、バンテージを巻いて脚の腫れをごまかすなど、ストップがかからないように工夫もしているが、そのような実態を見逃しているのでは?と疑いたくなるケースも多々あるのだ。
「J○Aは、社○などの大手の馬主を優遇しているのは確かだけど、実際、不況により、個人馬主が激減しているという厳しい現実もある。強欲な馬主でも何でも、今は馬主をやれる人をつなぎとめておく必要があるから、見舞い金狙いである馬主の行動に目をつぶらざるを得ない場合もあるんだろうね。それに抵抗する手段として、騎手も歩様が悪いことを訴えて馬体検査をしてもらって競走除外にしてもらったり、何もせず回ってきたり、馬を止めたりすることが増加しているんだと思うよ。ファンとしては、全く迷惑な話なんだけどね」と裏事情に詳しい某競馬ジャーナリスト。