3/27 18:00開演のPHIL WOODS QUINTET
featuring BRIAN LYNCH, BILL MAYS, STEVE GILMORE & BILL GOODWIN
へ行ってきた。(ブルーノート東京)

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フィル・ウッズさんのライブは2回目。前回はコンサートホールの後ろの方で時々オペラグラスをのぞきながら聴いていたが、今回はブルーノートの最前列。フィル・ウッズさんの表情や口の動き、指づかいまでよく見えたし、生音も聞こえるようだった。

ところで、本日のOne Night Specialは Ginger Woods。フィル・ウッズさんが東北の復興を願って考えられたそうだ。ジンがベースの様だが、飲みやすかった。酔いが早く回りそうだったので、ペースを落として味わった。

それはともかく、フィル・ウッズさんが登場。よく見る写真と同様、ハンチング帽をかぶり、スーツ姿。レモンイエローのシャツにブルーのネクタイ。椅子に座るなり、「ダイジョウブ」を連発していた。ベロを出すというお茶目な場面もあった(^。^)

メンバーが揃うと直ぐに演奏がスタート。

曲名は良く聞き取れなかったのだが、多分後日ブルーノートのHPにセットリストが載ると思う。(昨日のセットリストが今日載っていたので)

1曲目はクィンテットでジャズ。フィル・ウッズさんの演奏が始まるや否や、鳥肌がたったかと思うくらい、ゾクゾクした。今までCDで聴いていた音と同じ音。艶があって、まろやかで、スピード感もあり、指も良く回る。かなりお年をめしていらっしゃるようだが、そんなことは全く感じさせない、すごい演奏だった。
とはいえ、フィル・ウッズさんは他の人のソロの時は肩で息をしていた(もしかしたらリズムをとっていただけかもしれないが)し、途中で何か酸素を補給しているような場面(手の中に収まる赤いスプレーのようなもの)もあって、体調が気になった。

2曲目はバラードの曲。後でビリー・ホリデイさんの名前を言っていたけど。フィル・ウッズさんの艶のある音で目がウルウルしてしまった。前にサックスの演奏を聴いて目が潤んだのはいつだったのか覚えていない。それほど素晴らしい音だった。
ソロの最後のppの音が、太く、しかも安定していて(プロだからあたりまえだが)、僕も真剣に練習しなきゃ、と思った。

その後のMCで、今回の来日を決心するのは大変だったという主旨のことをおっしゃっていた。「ガンバッテ、トウホク」とおっしゃった時には大きな拍手が沸き起こった。
今回のライブは、中止になるんじゃないかと、
すごく心配していた。それ以上にフィル・ウッズさんを始めメンバーの方やスタッフの方がいろんな交渉や調整をやってきたのではないかと思う。そんな皆さんに感謝します。素晴らしいライブを実現してくださって、ありがとうございました。

話は戻って、3曲目。これはピアノトリオでの演奏。僕にはちょっと難解だったが、ピアノのビル・メイズさんが楽しそうに弾いているのはわかったf^_^;)。

4曲目は、「○○・イエロー(?)」という、ミディアムテンポの曲。フィル・ウッズさんは帽子を脱いでやってきた。フィル・ウッズさんのソロでは、使ってみたいフレーズがたくさんあった(もう思い出せないのが残念)

5曲目はスローテンポの曲。テーマはどこかで聴いたことがあるようなメロディーだったが、思い出せない。またしてもフィル・ウッズさんの艶やかな音に魅了された。

6曲目は、フィル・ウッズさんだけが抜けて、トランペットのブライアン・リンチさんがリードの、ラテン系のリズムの曲。無伴奏で始まってリズムが入ってくる。ブライアンさんはノリノリ。リズムとの掛け合いもノッテた。ソロの最後にはベルをマイクにかぶせてしまうパフォーマンスも。

6曲目の最後にフィル・ウッズさんが戻ってきてハーモニー。そのまま7曲目へ。これも聴いたことがあるようなテーマだったが…。とにかくメンバー皆さんが乗っていて、熱い演奏だった。最後にはフィル・ウッズさんがいろんな曲の一部(ソルトピーナッツとか)を吹いたりしたのも楽しかった。

さあ次は何かなと思っていたら、ライブは終わり。メンバーはステージを降り、しばらくはアンコールの拍手が続いたが、バックスクリーンにブルーノートのビデオが流れ始めたので、諦めた。これが1stステージの悲しいところ。2ndステージは総入れ替えだからなのだろう。
物足りない、時間が短すぎる、という不満もあったが、ひょっとすると、フィル・ウッズさんの体力の問題かもしれない。連日のライブだしね。

それにしても今日はとてもいい経験をした。素晴らしいステージ。行って良かった。
フィル・ウッズさんにはまた来日して欲しい。そしてまた素晴らしい演奏を聴きたいな。